「Time after time 〜花舞う街で〜」 3

私にとって「Time after time 〜花舞う街で〜」 は、全くのノーマークだった。
この作品を知ったのは、「さよならの夏」の動画を検索中にみた
66WGA99さんの作品からであった。
初音ミクの唄う「さよならの夏~コクリコ坂から~」
が大変よかったので、氏の作品をいろいろ見ていた。
実は、一通り見て印象順から言えば上から何番目かであり
決してトップではなかった。
しかし、
パソコンディスプレイの貧弱なスピーカーから聞こえる音響であるにも係わらず
特徴的なギターのイントロの二小節後に聞こえるコーラスが
漂うように拡がるのには
何かありそうな期待を抱かせるもので
滑舌が妙に粘着質というか、英語が・・・・・^^
そのうちじっくり聞き込んでみようと思った。
 
You Tubeの音楽関係は、さだまさし とか 加山雄三 とか
なつかしのグループサウンド、フォークなどを聞いていた。
ここに、
突然ボーカロイド達がなぐりこみをかけてきた!
その多くはリズムセクションがうるさいだけの聞き苦しいものだったが
アカペラで唄う作品は、なかなかどうして
隣の旋律に左右されない
完璧な多声部からなるポリフォニーは神がかり的な美しさだ。
 
この辺りから、ゼンハイザーのヘッドフォンで聴くようになった
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途中省略
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「Time after time 〜花舞う街で〜」 の歌詞の中の
薄氷(うすらひ)
一枚(ひとひら
などが、京都(奈良)を描くさだまさしの詩の世界とダブり勝ちだけど
音が全く違う
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YouTubeにコンサートの映像が二件あるけど
どちらも味わい深く、
歌唱の素晴らしさが伝わってくる
オリジナルサウンドより、聴き応えがある。
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幸いなことに、音程が男声にも唄いやすく
モノにしてみたいと練習するのだが
なかなか歌詞を覚えられない
歌世界は即座に了解されるけど
歌詞を覚え難いったら無い
試しに字面を見ると
なるほど
 
最近は、いや、かなり前から
文章の文節と
音楽の音節を
全く無視して、融合を拒否する作品が増加している
これが覚え難い一因となっているのではないか
 
英語の、外国語の歌はどうなんだろう
 
ところで、
昨日、親戚の回忌法要があり参列して読経を聴いていた
あっと思った
般若心経もそうだけど、お経の音節と文節は全く拘り無く
息継ぎも自在に、いや、てきと~に行われる
 
これ、昨今の音楽といっしょじゃん
 
なんだか、へんてこな着地点に達してしまった^^;
 
【余談】
歌詞のほぼ中央に
 
♪涙ひらり 待っていたよ
 
というところがある
 
♪涙ひらり 舞っていたよ
 
ではないのか?
最初にミス変換したまま膾炙したのではないか
「待っていたよ」
は、技巧に走りすぎに思える。