冨田勲・初音ミク / 東京迷子旅 1

冨田勲初音ミク / 東京迷子旅 1
イメージ 1
冨田勲作曲「イーハトーヴ」交響曲を聴きに(観に)東京へ出かけた。
22日、松山空港午後3時発 JAL1468便
当日午前中は、コンサートのほかはどこへ行こうかと、地図をあちこち彷徨っていた。
午後2時にジェミニで空港に向かった。
搭乗保安検査を通過して待合室に腰を下ろしたところで、
財布の現金が少ないので現金を引き出すことを忘れたのに気付いた。
事情を話して検査場を出て、1FのCD機でウン万円を下ろして再び保安検査を通過、
搭乗を待った。
搭乗が始まり、31A座席を目指す。この場所はエンジンノイズは大きいが、主翼とフラップ
が良く見えるのだ。
シートベルトを締めて、プリントアウトした地図ファイルを見ていて、忘れ物に気付いた!

コンサートチケットをパソコンの前に置いたままにして、持ち出さなかったのだ。
ひえ~~~~っ!!!
 
血の気の引いた顔で眉間に皺を寄せて窓の外を見ると、機体のプッシュバックが始まった。

個人情報は先方に渡っているので個人確定は可能なのでナントカ成るだろうと楽観して、
離陸地点に向かう機体の中で考えていた。


エンジン出力100%、轟音のと共に離陸滑走が始まった。
フラップスライド機構を覆っている一番手前のフェアリングが左右に振動している。
エンジン噴流に曝されているのだ。
テイクオフするとすぐに雲の中で、我が家を拝めなかった。
巡航高度に達してフラップが収納されるとフェアリングは静かになった。
よく見ると、他のフェアリングの装着ビスの形と違うものが付いている。
他のは、フラッシュサーフェイス用に皿ネジなのだが、何故か一番手前のは丸皿ネジで
盛り上がっている。右主翼はどうなっているのだろうか?
下界は一面の雲海だ。上空から眺める日本列島は興味深いのだが、今日は無理みたい。
伊豆半島・大島上空で富士山が眺められるがなかなか見えない。
やっと見えたと思ったら降下になって雲中突入、見えなくなった。
着陸ラインに乗ってようやく夕陽と富士山を見ることが出来た。
イメージ 2
宿泊は浜松駅から歩いて15分ほどの東京グランドホテル。
浜松駅から出るのは初めてで、世界貿易センタービル前に出てしまった。
駅の南側に出たかったのに、これじゃあ逆方向。
目的地はここから南西方向なので適当に歩いていたら、芝東照宮前に出てしまった。
やれやれ、少し引き返さねば成らない。



航空券を買う際に宿泊プランを選んで適当なホテルを探した。
駅に近くて安くてを基本にしたが、このホテルの口コミ評を見ると余り芳しくない。
ところが、ホテル自身のWebをみるとまあ、普通のホテルである。
口コミ評は余りホテル経験の無い人の評のように見えたので、ここに決定した。
実際に宿泊してみると正解だった。
部屋は綺麗で、何より静かである。
ロビーですれ違う客層は、ビジネスマン風のスーツ姿が多かった。
朝食はホテルバイキング予定だったが、夕食は決めてなかった。
飲み物無料券をチェックインのときに渡されたので、ホテルレストランで摂る事にした。
行ってみると宿泊者用プランがあったのでこれで済ます。
¥1500、外で食べてもこんなもんだろうと思った。


部屋に戻って就寝までは時間があるので、外出することにした。
目指すは目黒の某映画監督の奥さんがママをやってるジャズバーである。
目黒駅は数回乗降しているが、出てみて方向が分からなくなった。
駅前交番で訊くと逆方向に歩いていた!
やっと見覚えがある風景になったので安心して歩いていくと目的地が・・・・・無い??
通り過ぎていた。

ドアを開けて階段を下りていくとジャズが流れてきた。
時刻はまだ早いので客は居なかった。好都合である^^;
以前行ったときは数名の謂わば団体だったので私が何者か分からないはずなので
カウンター席で団体名を告げると一気に和んだ。怖い人と思ったらしい^^;


監督は今日はライブに誘われているとかで来るかどうか分からないそうだ。
そのライブとは村井秀清のライブで、彼はNHKBS番組の音楽を担当しているそうだ。
http://shusei.asablo.jp/blog/
なんだか冨田さんみたいで親近感が湧いた。
東京までやって来た目的と、そう、チケットを忘れたことを話すと、
当然慰めてくれたが、そうそう楽観的なことは言ってくれない^^;
明日のコンサートは御存じなく、冨田さんは流石に知っていたが初音ミクは御存じなかった。
例のホールに初音ミクの映像を合成したプリントを見せて、ようやく何が行われるのかを

理解していただけた。
話の途中、宅急便でオペラシティにチケットを届ける手もあるなあと思ったがもう遅い。
2時間ほど居たけど、映画の話はほとんどしなかった。
ボカロの理解・普及に努めた感じだった。


ホテルの部屋はツインルームだった。
「まさか、あとで誰かやってくるとか・・・・」と言ったら
「そんなことはございません」とホテルマンは笑った。
イメージ 3
 
ラジオを聴きながらうつらうつらしていると、ぐらりとビルが揺れた。
震度2の地震だった。
東南海地震では無かった。
あと一日待ってくれ。

つづく