FR-64

イメージ 1もう大分前に手に入れていたFR-64をメンテナンスというか、、、、ちょっと綺麗にした。
先日始めた、整理整頓の続きである。
 
ヤフオクでプレーヤーとして落としたのだけれど、出品説明にはアームのことは書かれてなくて、写真は端っこでおぼろげで、皆さん、入札を控えるかと思いきや、意外と熱戦になってしまって・・・^^;
 
荷物を開いて、いろいろがっかりするやら呆れるやら驚くやら。
 
 
イメージ 2
いろいろ汚れが酷かったのですが、特にヘッドシェルのコレはいったい何なのか? よく分からなかった。
両面テープの接着剤のような粘着質の塗料(?)が一面に塗ってある。
写真は、ネックシリンダーは剥ぎ取って綺麗にしたところである。
 
爪と梱包テープとCRCとで少しずつ剥ぐしかなかった。
 
 
 
 
イメージ 3
苦闘1時間、やっと綺麗になった。
 
いろいろ問題を抱えたFR-64だった。
 
先ず、アームレストが無かった。
梱包の時、アームレストからアームが外れて暴れないようにしてくださいなんて依頼したが、先方は如何思ったのだろう^^;)
 
アームリフターのアームパイプ受けが無かった。
突き出た棒がアームパイプを傷つけていた!!
アームリフターの上下位置決めのイモねじがナメてしまっていて緩まない。リフターを外せない!
イメージ 4
上下回転軸は正常だけど、水平回転軸にガタがある。
 
救いといって言いか、収穫は、アームベースがエレベーションタイプのB-60だったこと。
でも、入手時は寒さ(12月?)のためにエレベーションが動かなかった。固着している?
 
夏の暑さで、ようやくヌルット動いて、徐々に滑らかに動き出した。
隠れていた固定ねじも姿を現し、本体取り外しが出来た。
コレが無かったら、高い買い物になっていた^^;)
 


機械モノはねじの締め加減が大切で、
弱すぎてはいけないのは素人でも分かるけれど、
強すぎてもいけない。
弱すぎてはいけないと思う素人が、強く締めすぎて物を壊してしまう。


会社勤めをしていたとき、
納品したパネル取り付け計器の取り付けが壊れて仕方が無いというクレームを受けたことがある。
機器の設置雰囲気中に樹脂を劣化させる成分があったことは確かだが、
それが計測機器の筐体に亀裂が入る第一原因となったかは
疑問であった。
私には、
取り付けねじを強く締めすぎて、クラックが入ったとしか思えなかった。
しかし、
メーカーは顧客を失いたくないと下手に出たのかどうか分からないが、
樹脂の変更で対応しようとして四苦八苦した。

顧客の品質管理部長がなかなかの手強い人だった。


このFR-64は、B-60をあつらえてもらったものの、
適切な扱いを受けられなかった悲しいパーツである。