喫茶東京

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イメージ 2岡山の喫茶東京へ行ってみた。
キッカケは、ある映画のロケ地になったという情報があったので、検索してみて興味が湧いたからだ。
おまけに、今月末で店仕舞いというので、是非とも訪れたかった。
 
入店してすぐのレジ前空間は二階天井まで吹き抜けで、豪華なシャンデリアが吊るされている。
イメージ 3一階席の天井の様子。
照明器具は、手入れが行き届いていて、埃は目立たない。
イメージ 4ピカード艦長のように、指で撫でて埃検査をすれば、少々の汚れは検出されるだろう^^;
 
電球は白熱灯ではなくて、蛍光管を採用している。
例のシャンデリアも蛍光管であった。
 
一階正面の巨大なSPは特注品。
ウーハーとスコーカー(マルチセルラホーン)はパイオニアではなかろうか?ビクターには無かったと思う。
 
中央コンソールも特注品で、開店当時は飛び切りのシステムだったと思われる。
 
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ツマミやメーターの機能はわからない。
YAMAHAの文字がある。
その下には、
岡山・・・無線・・協議会   ??
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イメージ 8松下電器製の真空管ラジオ。
同調はマジックアイ。
ピックアップを繋ぐことが出来る。
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ピックアップはLPと78回転を選択できる。
ただし、LPといってもRIAAイコライザーかどうか・・・。
クリスタルピックアップ対応ではないか?
 
左下のつまみはトーンコントロールだろうか?
 
 
 
 
 
 
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イメージ 11イメージ 12二階クラシックルーム
イメージ 13正面にある4台のLCB-2は、左端の接続が怪しくなっているようで、音が途切れていた。
 
右にあるタンノイはラックスのセパレートアンプで鳴らされる。CDはアキュフェーズDP-75だった。
 
LCB-2は上面にも側面にもSPユニットを配しているようだ。
天板が、まるでプレーヤーが装備されているように上に開いているのが分かるが、天板が反射板の役目をしているのだ。ワーフデールみたいだ。
 
 
イメージ 14一階にはVHSテープが400巻くらい棚に並んでいた。
エアチェックテープだそうだ。
 
入り口にソニーPSE-4000にグレースG-565を組み合わせたプレーヤーシステムが置いてあった。
おそらく最盛期のシステムだったのだろう。
もう一台、ビクターのTT-71を搭載した2本アーム(ビクターとオルトフォン)のプレーヤー。
 
全体的に年季の入った店構えだったが、純喫茶としての手入れは行き届いていた。
 
惜しむらくは、お手洗いが古い。
近頃の若い女性客は、二度と訪れないだろう。
 
厨房の冷蔵庫はピカピカで、これがもうすぐ閉店の設備とは思われない。
 
もうすぐ、ひとつの昭和が消えていく。
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