続々 ブレーキメンテナンス

イメージ 1写真に見えるマスターシリンダーからのホースをABSへ繋ぐ接栓を外して、カップ~シリンダー~ホース接栓までの洗浄をする。
 
カップ二杯分を通過させた。
 
接栓を外してABS内部を覗くと、かなり汚れている。
ピンセットとティッシュで見えるところだけでも綺麗にする。
 
ホースを取り付けて、フルードを循環させる。
ABS内分の空気抜きのために、ビニルチューブを空気抜きに差し込んで、出てくるフルードを観察する。
イメージ 2
最初は細かなゴミ混じりの汚れたフルードが出てくる。
写真は大分綺麗になったが、まだまだ濁っているし、空気の泡がタップリ混じっている。
 
おやっと思ったことは、ブレーキレバーを押した時に手ごたえがないのである。
 
エア抜きを締めてレバーを押すと、ブレーキが効く感触があるはずだが、まったく無い。すかすかと動く!
エアを噛んでいるからだろうが、それにしても。
カップ三杯くらい循環させたとき、少しだけ効きを感じたが、またスカスカになった。
イメージ 3
 
空気抜きの手順は、空気抜きを緩めた状態でレバーを押す。押したままにして空気抜きを締める、レバーを戻すとカップのフルードがシリンダーに入ってくる。
空気抜きを緩めてレバーを押す。
これの繰り返しである。
 
大分綺麗になった。しかし、微細な気泡がまだまだ出てくる。
続けるのはいいが、フルードが無くなってはいけない。
一缶500ccなので、半分減る前にABSエア抜きは終わりにする。
 
イメージ 4続いてキャリパーのエア抜き
ABSの底に溜まっていた汚れが出てくる。
根気良く、綺麗なフルードになるまで続ける。
泡はすぐに出なくなって、ブレーキの効きが出てくる。
一安心。
 
ここまで綺麗になって、フルード缶も残り少なになったので、これで完了とする。
 
プロは吸出しでフルード交換するが、機材が無い素人は、しこしこ気長にやるしかない。
 
 
イメージ 5500CCの新品フルードは丁度使い切った。
カップ上限まで入ったのだが、本当は下限より少し上のほうでも良かった。
ディスクローター、パッドは大分薄くなっている。
新品のローター、パッドだとキャリパーピストンが今より押し込まれた位置になるから、その分、フルードが押し戻されることになる。
カップから溢れるかも。
そうなるとチョットまずいことになる。
フルードは塗装を侵すらしいのだ。
今回の作業も、フルードが塗装面に付着しないように注意深く作業した。
 
イメージ 6作業が終わって試走に双海方面に走る。
灘駅手前で夕陽が沈んでいく。
冬至前後のふた月間は、駅のホームからは、長浜の山の斜面に沈んでいく。
訪問者が4、5人いるのを横目に通過する。
駅を過ぎた狭い道路で、早速ブレーキテストをした。
前からトヨタBBが徐行もせずにすれ違おうとしたので、ちょっと避けたら轍にハンドルを取られてヒヤッとしたときに急ブレーキになってリアロックになったのだ。トヨタBBは運転態度がよくないことが多い。
リアのABSはやはり効かない。
駅前を通り過ぎて本線に反転合流。
無事帰宅