自治会費見聞

墓を管理している寺の管理費を支払いに行った。
年間¥3000
支払い場所は、隣の自治体の自治会集会所である。
お墓管理費だけでなく、自治会費(字費)も集金している。
常々、自治会費の中身に疑問を抱いているので、いい機会だから色々訊ねてみた。
 
この自治会は会費の中に「所得割」という項目があると聞いていたので確かめみた。
驚いたことに、収入に応じて字費は決められているのは事実だった!
「それはあんまりだ!」というと
やはり問題になっていて、次の自治会総会で議題になるらしい。
 
私の自治会の字費にはさすがに「所得割」の項目は無い。
代わりに「宅地割り」というのがある。
宅地の広さに応じて額が決められている。
宅地は㎡あたり¥10
農地は㎡あたり¥5
宅地も農地も不動産所得税として市役所へ納めているが、自治会にも納めるのだ。
二重課税である。
前年の大字総会には、この点(二重課税)を指摘して撤廃を進言したが受け入れられなかった。
今年の総会も、次の総会も、死ぬまで訴えていくつもりだ。
 
自治会の共同作業に道路整備(清掃)や水路掃除がある。
溜池の堤防や土手の草刈に刈払機(草刈機)を使う。
草刈機一台当たり¥2,600
一輪車¥500
草刈機は10回で元が取れる。
自治会で草刈機を用意しておいて、貸し出すほうがいいのではないか。
これを言うと、そこにいた7人は笑った。
 
そのことを、こちらの自治会ではどうなのかを訊いてみた。
すると、草刈機の刃(チップソー)一枚を支給するのだそうな。
 
市役所から自治会に依頼がある共同募金についても聞いてみた。
その自治会では、年間会費として予め徴収していて、
都度、役所に納めているという。
 
私の持論を話しておいた。
*
募金は税金ではない。
都度集めないと、募金意義が希薄になる。
*
 
募金の金額についても話したが、理解していただけたかどうかわからない^^;)。
例えば赤い羽根募金。
赤十字から一軒当たり¥500を目安に募金要請があった。
ところが、
伊予市に割り当てられた金額を一軒当たりに割ると¥450になるから、
伊予市としては¥450をお願いすることにした。
区長会で決められた。
 
これは、なさけない話で、
基本的に一軒当たり¥500でお願いしてもいいじゃないかと思う。
嫌な人もいるだろうし、
¥100ならと言う人もいる。
もちろん、¥1000を募金しましょうという人もいるはずだ。
それが、募金活動の本来の姿ではなかろうか。
 
赤い羽根募金の使い方もおかしいので話しておいた。
特に、ただの趣味の会に使うのはもってのほかではないか。
 
税金化している共同募金の使い方は、
おかしなことが多すぎる。
本来の使い道が無くなった共同募金は
即刻止めるべきだ。