映画「海すずめ」

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全面宇和島ロケの映画「海すずめ」を見た。
すずめ(雀)は主人公の女の子の名前である。
それなりの理由のあるなまえなんだけど、
キラキラネーム、DQNネームというのではないが、本編中盤まで耳障りだった。
 
青春映画という訴求だが、見終わってそういう感覚は薄い。
 
主人公の物語より、別の人物の物語の方が重い。
主人公は、狂言回しになっているのではないか。
 
ヘンなたとえだが、
映画「がんばっていきまっしょい」に登場した中島朋子演じるベレンココーチが本作のすずめであって、
ベレンココーチは、あの後、ボート界に復帰して名コックスとして大会で優勝した、
というその後のエピソードを字幕で紹介して映画が終った、そんな感じ。
 
すずめはデビュー作で賞を取ったが、その後が続かない・・・。
なんだか敷村良子さんが被ってきて やだなあ^^;
 
島に橋が架かって、便利になる反面、失うものも多い。
そういう失うものが画面のそこここにあるというほどではないが、
十数年後に再び見たとき、
失ったものは多いけれど、今の生活がこれほど良くなったのはいいことだったと
思えるかどうか。
 
そのうち、バイクで島を一周するとしようか。