David Bowie is ***

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何をとち狂ったのか、上記の映画を見に行った。
数日前、去年?、確か新聞広告で上映を知ったような気がしたので、
改めて新聞紙整理のときに確かめたが判然としない。
芸術新潮の最新号特集にも彼が取り上げられていることが影響したかもしれない。

小ホールスクリーンの両脇にはエレクトロヴォイスのスタンドスピーカーが
左右それぞれ三台、ホール後方隅には、左右一台の同じスピーカーが置かれていた。
席はほぼ中央。
来客数は100人ほど。

内容は、回顧展を軸にすえたボウイのドキュメンタリーだった。
音声はとてもクリアだったが、ロックに不可欠の(?)低音はばっさり切られていた。
後方隅のSPは稼動していたかどうか怪しい。

実は、芸術新潮誌の山本寛斎ファッションに惹きつけられたのだが、
映画には寛斎氏が登場し、英語のスピーチをしていた。

映画といえば「戦場のメリークリスマス」だが、何故か触れられなかった。

回顧展の中をカメラが巡る演出だった。
観覧者が其処ここにフリーズしている中を巡っていくのである。

ボウイは絵がうまかった。
舞台演出のコンテを描いていて、これがいい。

観覧者へのインタビューで、その多くが、
ボウイの手書き原稿が見られてよかったと言っていた。
推敲がよく分かるからだ。

今は、それが不可能な時代、ということもプロデューサーは言いたかったかもしれない。

私は別にボウイの音楽を聴いてきたわけじゃない。
音楽誌に載るボウイの写真を見て、
嫌悪感を抱かぬ程度の傍観者だった。

寛斎ファッションのことで言えば、
最近のMMD動画によく現れるミニのキモノスタイルは、すでにこの時点(1973年)で出現していたのだった。

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いろいろ登場したボウイのポスターでは、
デビュー当時のドラムスに腰掛けただったかの
若いティーンエイジの写真が格好良かった。

そして、爺になったころの最近の写真もかっこいい。

現在、松山シネマルナティックで「地球に落ちてきた男」を上映中だ。
両目の虹彩の大きさが不ぞろいだったのがこの映画なのか?

高知では、県立美術館で上映する。
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