ダイナミックバランスの盲点

イメージ 1ヤフオクで時々見かけるSMEダイナミックバランス化キット。出品時期によって価格がちょっと変動する。
使って見たい気持ちがあるが、いつでもいいやという気分なので、なかなか入札しない^^;)。
デザイン、特に穴あき軽量化のデザインが躊躇の原因で、琴線に触れれば即決なんだがなあと思う。
ナイフエッジSMEのダイナミックバランス化は、この機構が最も優れている。回転モーメントを加える方向は、これ以外に考えられない。
最悪の方法は、エッジより後ろ側を押し上げる(引き上げる)回転モーメントの加え方だ。
次点は、エッジより高い位置で前に引っ張ったり、低い位置で後ろに押し下げたりして回転モーメントを加える方法。

イメージ 2
上で書いたことが理解できない方は、多分これが一番良い方法というか、漠然と思っているのではないか。
ダイナミックバランスの針圧印加方法は色々有るが、メーカー製で最悪なのは、マイクロMA-505シリーズである。
アーム後部を引き上げて針圧を掛ける。
アームの重量で落ち着いた軸受けを浮かそうとする欠陥設計である。

ダイナミックバランス化キットのもうひとつ優れた点を書いておく。
それは、
水平回転機構の重心が、水平回転軸中心に一致しそうになる(^^)点である。
オムスビの頭から後方にインサイドフォースキャンセラーバーが延びている。
この水平回転軸周りの重量アンバランスをキットが相殺する。

ラテラルバランスがどうたらこうたらいう輩は銘記されたしww。