ヤフオク無情

イメージ 1つい落札してしまったSONY ST-5000。
受信はできるが保証はしないという≒ジャンク品。
ST-5000Fの前身モデルで、カタログ写真はノブが黒色角型だが、これは後のFシリーズと同じアルミ丸型ノブが珍しい。オーナーが交換したのかも知れない。

到着して汚れを拭ってみると、かなり綺麗な個体だった。
汚れは上品な汚れって言うとおかしいが、やにとか臭いとかは無くて、人の生活環境中に無かったような感じがした。
ただ、ダイヤルスケール内側は、ほこりが付着して汚れているので、分解掃除が必要だ。


電源を入れてみると、動作に問題はなさそうだった。
試しにICレコーダーを繋いでヘッドフォンでモニターしてみると、
ああああ~~、重大な不具合があった。

ダイヤルを回して放送に同調させるとステレオインジケーターが赤く点灯する。
ところが、音が出ないのだ!
試しにモノラルにすると音が出る。
ミューティングをOFFにして同調をとると
ステレオになる前後は聞こえるが、ステレオになると聞こえなくなる。

手持ちチューナーでは初めての症状である。

美品といってよい外観なのだ。
後ろのピンジャックはピカピカなのだ。

今、ソニーサービス体制はどうなっているのだろう。
スタッフはオーディオが分からないかも。

最近、ソニーを退職した技術者が立ち上げたメンテナンス会社がある。
A・FUNと言ったっけ。
数年前、海外アンプの修理で問い合わせしたことがある。
修理実施には至らなかったけど、良い対応であった。
問い合わせてみよう。