EMT XSD15

イメージ 1少し本気で聴いてみた。
昨日はアンプに直接接続したが、今日はFRのトランスを咬ませた。
アームを若干高くした。2,3mm
コネクタを清拭。

レコードはテレフンケンのバッハ、カンタータ全集の第9巻。カンタータ31番 32番。
この全集は、ボーイソプラノを聴くために買ったようなものだ。
31番は、アーノンクール通奏低音・指揮。
ソプラノは、ウィーン少年合唱団の団員。
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32番は、レオンハルト通奏低音・指揮。
ソプラノは、ヴァルター・ガンベルト(テルツ少年合唱団所属)

このテレフンケン盤は、カビは生えるは虫は湧くわの曲者である。
本格的レコードクリーナーでないと手に負えない。
仕方がないので、何回も針を通す。
都度、針先をクリーニングする。
五回くらいすると、ぶつぶつ、パシッが少なくなる。
それでも、カートリッジを外してルーペで観察するとこってりゴミを浚っている。
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A面、B面と交互に作業する。

31番は、7-レチタティーヴォ(ソプラノ) 8-アリア(ソプラノ)を聴く。
とても高い音程を歌うのだが、ぎりぎりの歌唱である。
危うさを感じるが、破綻はしない。肉体感が無いので、天使の声そのものの感じがする。

32番は、1-アリア(ソプラノ) を聴く。ヴァルター君は、この全集で輝いている。ソプラノだが肉体を感じる。
レオンハルトのオルガンがソプラノを支える。アーノンクールに比べると、意外に熱演だ。

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まだまだパチパチ、ブツンブツンが絶えないけど、このレコードの再生が愉しいと言うか、聞き込んでみたいと思わせる。
レコードクリーニングマシンが欲しい。

この曲はCDも出ているので、比較試聴のために一巻でいいから手に入れたい。