葬儀

天文同好会の会長をしていたS氏が亡くなった。
すい臓がんだったそうだ。
享年61歳

今から30数年前、四国天文協会立ち上げ時にはいろいろ活動したが、
その当時はS氏は居なかったと思う。
後年、松山市にコミュニティーセンターが出来て、
プラネタリウムが設置された。
その頃、私はグループには属せず、外部から眺めていたような立ち位置だった。
プラネタリウムは見たかったが、
いつの間にか投影を止めてしまっていた。

天文の同好会、グループは離合集散したようだが、
最近になってなんとなくまとまってきたように思う。

近くに出来たショッピングセンターの催事に天文観望会があって、
誘いを受けて参加するようになり、
ついでに忘年会や歓迎会などの飲み会に参加するようになった。
そのとき、S氏も参加されていた。
特段、話し込んだ記憶は無い。

T氏から連絡を受けて、そのとき初めて年齢を知った。
私と同年輩や若い人が亡くなると、どうも他人ごととは思えなくなる。
住所を知ってグーグルマップを検索すると、何かへんなものがある。
もしやと思って写真に切り替えてみると、
予想通り、天文観測のドームだった。
ストリートビューでも確認した。
でかい!

告別式に行ってみると、席が会場の外にまで並んでいた!
いちばん後ろの席に座ったので、中の様子が分からない。
焼香のとき、ようやく遺影をはっきり見た。
S氏は、にこやかに笑っていた!
私は少しうろたえ、震えた。

S氏は何度も海外に遠征し、皆既日食を見たそうだ。
自宅ドームも含めて、天文を愉しんだのだなあと思った。

*合掌*



すい臓がんで亡くなったと聞き、
いろいろ検索してみた。
すい臓がんは、発見した時は、ほぼ回復不可能になっているそうだ。

実は、すい臓で気になることがあった。
布団に仰向けになって寝た時、
みぞおちになにか硬いものを感じる時があるのだ。
大きさは、大きいオクラくらいだろうか。
押すと痛みを感じる。
位置的にすい臓あたりなので、ひょっとしたらと思っていた。

すい臓がんでいろいろ検索してみた。
そして、すい臓は表面近くにあるものではなく、
腹の中の奥のほうにあることが分かった。
私の感じていた硬いものは、
腹筋、胃、小腸のどれからしい。
ちょっと、安心したのだった。