エアチェックは廃れた

私のエアチェックは15歳の時にモノラルオープンテレコを買ってもらった時から始まる。
AM放送、FM放送を録音。
まだモノラルだった。
就職して4トラックオープンデッキで主にクラシックを録音した。
謡曲、フォーク、ニューミュージックもエアチェック
当時は送り出しはアナログだったが、CDを音源とするようになって暫くすると、
パーソナリティーのしゃべりのあとの音楽の出だしが速くなった。
それを意識しだしたのは、NHKFM、ミュージックプラザだった。
つのだひろの担当する時間が特にそう感じた。
音楽の頭がしゃべりに被っているのではないかと思うことがしばしばだった。

アナログ時代は、ターンテーブル立ち上がり時間がそれなりに掛かるので、
一秒くらいのタイムラグは必ずあった。
エアチェックのくせで、ラジオを聴いていると、ポーズボタンを解除するタイミングを思い浮かべる。
最近は、ポーズ解除が遅れてしまうことが常態化している。
脳内の、エアエアチェックなんですね^^)。

プロ用のCDプレーヤーはどんな設計か知らないが、色々想像してみる。
トラックを指定してプレイするまでの時間は民生用より速いだろう。
それでも、ソフトには実際の音が鳴り始める前にいくらかのリード部分があるはずだ。
もしかして、そのリード部分を越えて音楽信号の頭で待機する機能が搭載されているのだろうか。
スタート信号は、ミキサーが操作しているのだろうか。
それとも、パーソナリティーが操作しているのだろうか。
パーソナリティー操作なら、言い終わる前にスタートするかもしれないが・・・。

間髪で音が出るのを良しとする流れが出来ているのか。
ラジオ深夜便では、そんなせっかちな印象は無いのだけれど。


今日、法事があって親戚が集まった。
その中にDJをやったことがある奴が居たので、タイムラグが無いことを訊いてみた。

「不自然ですか?」と聞き返してきた。

積極的に、今の状況を意識して作っているようでもないみたいだった。

実際に放送を録音して、検証してみたいと思う。

NHKラジオ月曜日すっぴん!のサブカルチャー講座に投稿してみたいとも思う。
宮沢章夫氏なら、おもしろい解説をしてくれるかもしれない。