サレガ峠
26日、久万高原町のひな祭り界隈を通過する。
平日は人通りが無い。
混雑は嫌だが、さびしいのはもっと嫌。
人の気持ちは、贅沢だ。
今週は、ずっと天気がいいようなので、土日にバイクを降りて歩いてみたい。
久万町を抜けて、国道380号線へ右折。
サレガ峠を越えて、広田村から砥部町へと走ることにする。
峠の手前、瀬戸の道路拡幅現場に差し掛かり、風景が一変した。
西斜面におびただしい倒木の山が出来ていたのだ。
今年の豪雪のために重さに耐えられず倒れたようだ。
初めは、ずいぶん乱暴な伐採をするなあと思ったのだが、よく見ると根元がほぐれてむき出しになっているし、さらには幹の途中から折れている。
木の墓場 だった。
折角、数十年の木材が使い物にならなくなってしまっていた。
一本の木から建設に使える最終的な材は、成木全体の一割、せいぜい二割だ。
ほとんどが鋸くず、鉋屑になる。
除雪した雪が、一箇所だけ残っていた。