「万引き家族」を見た
ナントカ賞受賞と言うニュースがなかったら、絶対に見ない映画です。
世間で評判が良い(入場者数No.1)らしいので、見に行った。
ショッピングセンターにある200席のシネコン。
13:20からの上映。
30~40%の入り具合。
女性層が多く、多分殆どシニア料金。
つまらなかった。
涙の一滴も出なかった。
万引きを生活の足しにしているなんて、言語道断。
何でこんな作品にヨーロッパ人は拍手を送ったのだろう?
全うな人物は、駄菓子屋の老人だけ。
その老人は、物語に関係ないところで死んでしまう。
彼はおそらく、一人暮らし。
こともあろうに、連中は先日私がしたことと同じことをする。
わたしはそれでも手を合わせたが、やつらはしない。
人間の屑だ。
万引きがばれるのは分かっている。
ばれることにしたのが、演出の一縷の救いかも。
ばれて如何裁かれるか、普通にしか描かない。
昨今話題の裁判員裁判に持ち込んだら、本当に時事反映作品になったのに。
女優が泣く演技が激賞されたというが、見終わって「ああ、あのシーンか」と言う程度だった。
音楽が細野晴臣であるが、いいところはなかった。
全員、箸を持つ手がめちゃくちゃだ。
監督の演出だったら、ご苦労さんと言いたいが、違うと思う。
「そうだよなあ、心が狭い安倍だ」
とそのとき思ったが、
作品を見て、
べつに何もしなくていいじゃないかと思ったのだった。