2018大洲水害

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お盆前の棚行があった。若い坊さんが来て、お経を上げた。当家の今年の法事は残すところ13回忌法要だけとなった。その打ち合わせを坊さんとしたかったが、話題がヘンな方向に展開。暑さのため、話を手短に切り上げてしまったのだった。

夕方、少し日射が緩んだので大洲の洪水発生地点に行ってみることにした。
岡山の豪雨洪水は、堤防の決壊で起きたが、大洲の洪水は「ここから起きた」という報道を見なかったので、おそらくあそこだろうと言うことで、行ってみた。
肱川矢落川の合流地点である。
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上の写真の川は、大洲平地の南側を流れて、ここで矢落川と合流する。
その合流地点には大きな堰が設けられている。

この堰の向こう側が矢落川で、ここから700m北で肱川と合流する。
その700mの左岸が未改修なのである。
漠然と眺めていて、写真を撮らなかった。
それは気になる光景が最初の写真の右側にあったからだ。
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それは最近作られたと思われる公園だった。
周囲より一段下がった造成地で、斜面が荒れてしまっているのだった。

肱川というより、矢落川から溢れた濁流が、ここに流れ込んできて、アスファルトの表皮は浮いてしまって流れて移動してしまっていた。イメージ 5





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国土地理院の地図をみると、ここは遊水地で、
最初の写真に見えるグランドのような平地は池であった。

ここから北に向かって、まだ泥を被った道を突き当りまで行ってみた。浄水場があった。
近くで作業中の人が居たので聞いてみた。
ビニールハウスが浸水して全損。片付け中であった。
水はどの方向から入ってきたかと訊ねると、思ったとおり、堤防未改修部分からだった。
なぜ未改修なのか、それは、さらに下流の長浜の偉い人が長浜を守るために、ここを自然氾濫させるためなのだそうな。
大洲は長浜の犠牲になる政治的理由があるらしい。
色々話した。書ききれない。
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話している途中に、JR四国の特急宇和海が通過した。
線路の橋脚部分がすっぽり水没していたと言う。

堰は何の役にもたってない。
堰は逆流防止なのだが、堰の下流側に堤防が無いので、そこを越えて逆流してしまうと言う寸法だ。
大洲署といいこの堰といい、役立たずを造るのが得意らしい。
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イメージ 10長浜~下灘といういつものルートで帰る。

伊予灘の向こう、広島呉方面に宇宙戦艦「USSエンタープライズ」みたいな巨大な金床雲が見えた。
すぐ傍のレールは錆びたまま。
今日から列車運行再開というのに・・・・?
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今日の下灘駅
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