月刊ステレオ9月号

イメージ 1
長岡鉄男氏の特集記事。
今なお人気の有る長岡さんだ。
方舟が取り壊されるかもと言う情報があって、それを記事にしたことがあるが、今はどうなっているのだろう?
家には、スワンの最初のキットがある。
鳴らしきることが出来ないまま、埃を被ることになった。
今は、イギリス流の音に心地よさを感じている。
長岡流の爽快さは、嘗て三菱610をオルソンホーンに入れて鳴らした音に通じると思っている。

「カートリッジ物語 音溝のマイスター列伝」はフェーズメーションだった。
社長がエアフォースワンを操作している写真でお馴染みだ。一号機は社長の設計で空芯型だったが、そのあとは設計者が変わり、鉄芯型になった。鉄芯型は難しいという。理論どおりいかないという。
当たり前だ。鉄芯型は、確かにムービングコイルだが、発電原理はムービングアイアンに近いからだ。
アンプで言えば、A級動作ではなくAB級動作になっている。ダ~~っと流した磁力線の一部だけを切り取って音にするのが空芯。タ~~っと流れている磁力線を引き込んで音にするのが鉄芯型といえるのではないか。

イメージ 2
ティエン・オーディオが新型TTを出して、トルク切り替えが目玉であると言う。
他誌では、音溝の深さがカッティングにより違うから、トルクもそれに合わせなくてはならないという説明があった。おかしいぞ!音溝が深くなったら針先の接触面積が増えるから抵抗が大きくなるので、それに対処しなければならないという。
溝の深さには関係なく、接触面積は一定のはずなんだがなあ・・・。
切り替えた感想も、ちぐはぐだしなんだかなあと思う。


ステレオ時代とのコラボ企画が面白い。
紙面の成り立ちの違いが、はっきりする。
イベントのレポートで、
ステレオ時代は、良し悪しをはっきりと自分の感覚で書くが、
ステレオは、悪い点をスルーしてしまう。
スルーする書き手は、信用できない。
やはりと思った。


イメージ 3

ヴィニジャンで紹介のあったシルバーハート。
DL103を丸ごとシェルに納める新機軸。
DL103が使えるなら、DL103Dも付けられるはず。
ちょっと、興味が湧いた。
ただ、値段が難点。
¥68,000 +税
EMTより良い音だったらいいのに・・・。