フリーゲージトレイン

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日本のフリーゲージトレインは、車軸に対して左右に遊動する車輪を適当な位置で固定する方法です。
この固定が難しい。
軸と車輪の中心を厳密に一致させねばならない。
動力は、車軸→固定器具→車輪の順で伝わる。
固定は、多少の誤差など許されない。
遊びはあってはならない。
多少の誤差、遊びがあると、動転振動が激しく発生して使い物にならない。

それじゃあ、車輪を最初から固定しておいて、
四つ車輪を付ければいいじゃないか!!
この方が、固定器具の重さより軽くなるはず。
安心感も比べ物にならないくらい良い!


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タルゴは、クルマの独立懸架と同じで、左右を繋ぐ軸は無い。
車輪の懸架装置の間隔を変更することでゲージに合わせる。
車輪は、客車の連結部分にある。
一両の長さは少し短い。

そもそも、この方式は、軌道幅が格段に広いスペイン鉄道に合わせる目的で開発されたと言う。
カーブで左右の車輪の回転数が違いすぎて、
軸で繋いでいては、回転が止るか、軸が捻じ切れるからだ。

軌道幅専用の機関車方式で運用される。
電車方式もあるらしいが・・・。