未来のために 命を守る治水対策 講演会 @ 大洲市総合福祉センター
嘉田氏は、どうして知事を辞めたか、理由を思い出せなかった。
県政を果断に進めていたという印象はあった。
先般の真備町洪水被害の調査報告のような講演だった。
水害予防組合
本家の水害 分家の水害
近い水 遠い水
滋賀県の治水対策として「地先の安全度」という言葉を使ったが、「地先」という語彙が分からなかった。
「ちさき」と入力すると「地先」と即座に変換されて意外であった。数人に「地先」って分かりましたかと訊いたが、皆分からないといった。「じさき」とも言うらしいが、少なくとも愛媛県民には馴染まない言葉だと思った。だから、話しが伝わらない。
真備町では消防署が水没したとかで、大洲でも新築した大洲署が水没孤立した。どこも同じだな。
今本先生の講演には、意外な事実の提示があった。
それは、肱川水系河川整備計画に、河川氾濫対策の一丁目一番地の「河道掘削」を行わないことを明記している、ということだった。
開いた口がふさがらないとはこのことだった。
嘉田さんも失笑していた。
河道掘削をしない理由が、ふるっている。
すごいなあ、官僚様は。
これで年収一千万円なんだから、税金を納める気持ちが萎えてしまう。
「異常時防水操作」というダム管理方法がある。
ダムが満水になると危険(ダムが壊れる)ので、満水になる危険な降雨、出水時には、ダムゲートを開いて大量の水を放流することだ。これで野村町は水没した。
私は、満水になると壊れるダムとは一体何だ!!と思っていたのであるが、今本先生も、これは都市伝説ではないかと言っていた。(都市伝説というのは、私の言葉)
嘗て「緑青は有害、毒物である」ということが一般認識だったが、まったくの嘘、誤り、伝説であることが最近分かってきた。1984年に厚生省が安全であるというか、他の金属の錆びと同等である、と見解を示した。
「越水すればダムが壊れる」というのも、似たようなものではないかと思う。
会場には早めに着いた。
舞台にスクリーンを下ろしてプロジェクターのテストをしていた。
今回の水害のTV番組を映していた。
ステージが明るいままでプロジェクターとは、止めてくれ!と思ったら、
会場の明りが消えた。
なのに、ステージが(もちろんスクリーンも)明るいままなので、
逆じゃないかよ~~と思った。
暫くして、ステージも消灯してプロジェクター映像は良く見えるようになった。
でも、音声はパソコンの小さなスピーカーの音をマイクロホンで拾って流している。
全くどうしたんだ!!
開演間近になって、ようやくホールの明りが戻ってきた。
なんと、光源が水銀灯!!
なかなか明るくならない!!
二人の講演が終わって質疑応答になった。
言いたいことがあったので、茶々を入れていたら、前に出て言え!てことで
前に出た^^;)。
「それは質問じゃないぞ!」と声がしたが、そりゃそうだよ^^)。
講演の内容や、質問に出た方が、
現状を憂慮、悲観しているような話しばかりなので、
愚痴をこぼしながら生き残りのために戦うならばいいが、愚痴を言うだけでスッキリしていてはまるで無意味だ。
という或るネットニュースの文言と同じことを言ったのだけど、
空しい^^;)。
と言ったら、居たぞ~~と言う声がした。
郵政民営化の小泉さんのような一点突破じゃなきゃダメだよと言っておいた。
閉会後、名刺を持って挨拶に来た御仁がいた。
先の県知事選挙に出て、時点落選した方だった。
そういえば、どこかで見たような感じはした。
ダム反対は言いましたけど、と言う話だった。
「この人に投票しよう」という気にさせてくれなかった選挙運動だったと思うぞ!