SAT Linear Offset

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DSオーディオ試聴室で見たSATピックアップアームにちょとしたマイブーム状態。

上の図面は、SATのウェブサイトにある図面だ。
いつの間にか、SATは9インチに加えて12インチのアームを製品化していた。
9インチだけでいいのだ!!
と言っていたような気がするが、空耳だったのかなあ・・・。
12インチ版を出すのは、SMEと同じ事情に違いあるまい。

図面によると、レコードの内周半径80.6mmの位置で
ラッキングエラーゼロになるようだ。
そして、リニアー・オフセットが103.4mmとなっている。
SME・Vのリニアー・オフセットは、93.47mmである。

SATのヘッドオフセットアングルは、
9インチ:26.1°
12インチ:20.3°

SME・Vは、
9インチ:23.635°
12インチ:17.62°
である。

この違いは、設置距離

9インチ版では、
SAT:212.2mm
SME:215.35mm

を勘案すると、
ラッキングエラーカーブの違いに成って現れる。
ラッキングエラー・ゼロ地点にも違いが出る。

試みに計算すると、トラッキングエラー・ゼロ地点は、

SAT 9インチでは、半径:80.6mm、125.65mm の地点。

SME 9インチでは、半径:93.47mm、120.95mm の地点。

となる。

これが、再生音に如何影響するかわからない。

私の見解は、トラッキングエラーなんて、誰にも聞き分けられるはずが無いから、
どおってことはない!!

リニアーオフセットがどうしたこうしたも、
良く分からない^^;)。

でも、なんとなく、分かりかけてきた気がする!

SATは、ダイナミックバランス型についても、
検討中らしい。
ダイナミックもスタチックも、どっちもどっちだから、
二つとも所有して比べてみたい大富豪には、
待ち遠しいかもしれない。

嗚呼!


上の記述に間違いがあります!!

SMEの取り説を見ると、

ナル・ポイント 内側:66.04mm
          外側:120.9mm

とありました!

手持ちの3012Rのプロトラクターを測ってみましたら、

内側:66mm
外側:121mm

でした!

あ~~ん、混乱!!

(大泣き!)

訂正、再構築記事は、明日にいたします。

まいったなあ・・・。