ソローキンの見た桜

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シネマサンシャイン重信で観た。

松山俘虜収容所にあった井戸の底から、ロシア金貨が発見された。
その金貨には、ロシア兵と日本看護婦の名前が刻まれていた。

これを元に、演劇「誓いの金貨コイン」が制作された。
坊っちゃん劇場で再演中である。

映画「ソローキンの見た桜」は、さらに妄想を展開したロマンスであった。

映画の女優は、演劇再演の女優より美しさで負けるかもと思っていた。
ポスター写真は、映画を見るとベストショットではないと分かった。これは男優にも言える。

物語は若干追いにくい。
原作があるので、それを知っていたほうがいいとも悪いともいえない・・・。



難点がある。
台詞の録音が、高校の放送部以下だし、カメラのピンとも「金返せ」の部分がある。
記録媒体の品質にばらつきがありすぎる。

なんで日本映画は、台詞録音がダメなんだろう。
大昔の、カセットテープのテープがワカメになったような声の部分がある。
背景音楽の乗せ方にも、不手際がある。

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物語はいいのである。
日本とロシアが割りと均等に配される。
それなりに涙は出るけど、何かが不足している。
こっちの感性が弱いからか・・・。

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先日、愛媛国際映画祭で磯村一路監督・脚本「船を降りたら彼女の島」を見た。
これを見て「ソローキンの見た桜」を見ると、アッと思うことがある。

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あと二回くらいは見ないといけないかな・・・。