季刊アナログ 63号 2019春号

イメージ 1何処かのブログ写真で季刊アナログ最新号の写真を見たので、ショッピングセンターの帰りに本屋に寄ってみた。
生憎、めがねを忘れていたので、目を細めながらページを繰っていると、ただならぬ記事が出てきた。

本誌vol.62特集「フォノイコライザーのたしなみ」に対する抗議
前号に掲載いたしました特集企画「フォノイコライザーのたしなみ」につきまして、掲載内容についてのご指摘をいただきました。きちんとした根拠に基づく「反論」としてここに掲載させていただきますと共に、編集部としてもいただいたご指摘を真摯に受け止め、今後より良い誌面づくりを行うべく邁進して参ります。

オモシロそうなので買ってみた。サエクWE4700の記事が沢山有るので、ま、いいかと思ったのだ。

抗議(反論としなかったのは編集部の意思だろう)の主は、トップウイングサイバーサウンドグループENZO j.Fi代表・嶋田亮氏である。

「フォノイコライザーのたしなみ」は井上千岳氏が書いた。
その中に「RIAAカーブやカートリッジのインピーダンスにあまり拘っても意味が無い」と書いてあったらしい。

62号は買ったような気がして探したが、見つからなかった。

トップウイングは、レコード再生におけるイコライジングカーブに注目していて、
輸入品目にそれらを重要課題としている商品を選んでいるという。
その自負に対して、井上氏の「一部で取り沙汰されている補正の問題」という表現が、
トップウイングを標的にした批判であると受け止めたのだった。

62号には、井上氏の記事(拘ってもしょうがないじゃん)と共に、
トップウイングが輸入するM2TECHを取り上げてその効果絶大(おおいに拘ろう)なるを記事にしている。
そのことを、トップウイングは、一貫性がないと編集部を批判している。

62号には、トップウイングの広告はあったのかな?
63号には、無いけど。

私は、まあなんと大人気ないことだなあと思った。
オモシロいけどね^^)。
商品が売れてないので、あせっているのかなとも思った。

この問題は、根が深いと思う。
電線問題もそうだが、コンポーネントの一部を変えてみて一喜一憂する愛好家の、部外者が見る異様なる風景。

昔、アンプの音質を評価する際に、最大の音質相違を生む原因が、
フォノイコライザーカーブにあることをまともに考えなかった。
武末数馬氏だったかの、
アンプの音質評価をするには、音圧レベルをそろえないと話しにならないという意見がある。
そろえると判別が付かなくなるともいう。

所詮、再生周波数帯域がフラットでないスピーカーシステムをもってして、
こっちがいい あっちがいい といってもしようがない。

閑話休題 ??

WE4700の記事を数名の評論家が書いている。
6ページを担当している小原氏は、初っ端から間違いを書いているし、
未発売のWE4700がグランプリだったりして・・・。
トップウイングの広告が無いのにグランプリ受賞なのは、
編集部の配慮?