松山ロシア兵墓地 Кладбище российских солдат в Мацуяма
松山ロシア兵墓地に行ってみた。
「ソローキンの見た桜」の冒頭に出てくる、日露戦争で捕虜となり、松山で死んだロシア兵士たちの墓である。
映画の演出に納得がいかないので実際の清掃活動を見たい。そのための事前調査でもあった。
天気がいいので自転車で行くつもりだったが、時間的余裕を優先して車で行った。
墓地の北隣にある松山大学キャンパスに墓地専用の駐車スペースがある。
以前は、近くの山の山頂近くにあったらしいが、敷地が傷んできたので、この地に改めて設置したらしい。
墓標は、故郷のロシアに向かって(北向きに)建てられている。
ロシア兵の中では一番階級の高かったボイスマン大佐の胸像。
大佐は、ロシアへ送還される発令があったが、部下と共にここに残ることを選び、松山で没した。
その武士道を称えて、葬儀には八百名の参列者があったそうだ。
各兵士の墓には、信仰宗派を示して名前と没年が掲示されている。
この兵士は、ロシア正教。
この兵士は、キリスト教。
この兵士は、ユダヤ教。
この兵士は、イスラム教。
この兵士は、無宗教か、不明だったのか・・・・。
このように、墓石が折れた後、修復したと思われるものが割合多くあった。
いたずらか、地震で倒壊か、移築中に損傷したのか、分からない。
日露戦争当時とは違う、外国人兵士の墓もあった。
こちらは、ドイツ兵。
祖国を向いて建つ
Встаньте в сторону родины
Кладбище российских солдат в Мацуяма