宇和島伊達博物館
写真は八幡浜を過ぎた車内で、客は半分をきった。
わざわざ写真を撮ったのは、車内灯の蛍光管が、互い違いに一本使いだったからだ。写真では分かりにくい。
特急は、想像以上に速かった。
バイクで行くと下道で二時間掛かる。
往復代金¥5千40円。
宇和島駅
ホテル併設である。
駅前通りの様子。
繁華街を歩いていく。
これじゃあ、商売あがったりではないかなあ・・・。
四国新幹線が完成すると、この通りが人出で一杯になるに違いないと思う人がいるらしい。
おめでたい話である。
ホワイエに行くと制止する人が居なかったので、大ホールをちょっと覗いてみた。今まさに設営中だった。
3月30日に二回公演するらしい。
大勢の人が見に来てくれるといいのだが。
別の日に、こんな公演もあるらしい。
繁華街の南端に来て振り返る。
視覚がおかしくなった感覚を覚える。
アインシュタインが見たら、光が曲がっていると思うかもしれない。
地球空洞説の現場かもしれない!!
実は、この写真を撮った地点まで、緩やかな上り坂になっているのだ。
ミステリースポットとして売り出すと、下灘の海に沈むレール並みに、人が集まるかもしれないなあ・・・。
ここを出ると、先般の奥井紫麻さんのリサイタルに舞台花をお願いした花屋がある。
折角だから再訪問して、当日の秘蔵写真をお見せして、少し話したのだった。
もし、凱旋公演があったら、そのときもお願いしますなんて話した^^;)。
てくてく歩いて、伊達博物館に到着。
写真は、ロビーと3階の雛人形だけが撮っても良かった。
これは、ロビーに有った自治体ごとの来場者。
どの自治体の文化度が高いか良く分かる!
写真可の雛人形飾り。
この人形と、パンフレットの写真が微妙に違うので、部屋にいた小父さんに訊いてみた。
学芸員かと思ったら、そうではない感じ。
ただの監視員の役目の人らしい。
そうと分かったから、質問の趣旨を変えたり、展示物のことからかなり右上の話題に持っていったりして、翻弄して差し上げた^^;)。
髭籠(ひげこ)とは、細い繊細な竹で編んだ籠のことで、末端をそのまま残した仕上げで、まるで髭のように見えるから名づけられた。
この髭籠が源氏物語の一節に登場するという。
それは「初音」の巻であるという!!!
「北のおとどより、わざとがましくし集めたる髭籠ども、破子など奉れ給へり。えならぬ五葉の枝に、うつる鶯も、思ふ心あらむかし。」
――北の御殿の明石の御方(明石の姫君の生母)から、わざわざ苦心して集められた髭籠(ひげこ)や破子(わりご)などが贈られてきておりました。何ともいえぬ良い形の五葉の松の枝に、作り物の鶯にも、思う心のおありの様子です――
――北の御殿の明石の御方(明石の姫君の生母)から、わざわざ苦心して集められた髭籠(ひげこ)や破子(わりご)などが贈られてきておりました。何ともいえぬ良い形の五葉の松の枝に、作り物の鶯にも、思う心のおありの様子です――
まさか、宇和島伊達博物館で「初音」に出会おうとは予想だにしなかった^^)。
本日最大の収穫だった。
来て良かった。
博物館を出て、さて、何処に行こうか。
宇和島歴史資料博物館の華宵の部屋に行ってみたかったが、遠い。
それより、近くの天赦園のほうが良かろうと思って、初めて行ってみた。
入場料300円。
四月から500円になるところであった。
伊達家の庭園である。
宇和島城が見える。ピントが合わなかった。
町を歩いていると、天体望遠鏡のドームを屋上に置いたビルがあった。
何者だろう?
店に入って、訊いてみるべきだったかな?
帰りの特急の時刻が合わなくて、ぶらついていたらお寺さんがあった。
伊達家祈願の寺院だそうだ。
長い階段が映画ロケに使えそうだ。
宇和島駅に着くと、二番ホームになんちゃって新幹線が発車を待っていた。
手前に、ホビートレインが入ってきた。
宇和海22号で帰途に着く。
以前、ここの風光明媚さを文章で読んだことがあるが、あれはなんだったのだろう?