オデッセイ トーンアーム RP1-XG

イメージ 1ヤフオクにオデッセイのトーンアームが出ていた。
世の中には色々変わった形のアームが有るけれど、その薀蓄有りそうなデザインには惹かれていた。
また、実際のできばえは如何なのか、工作精度に関心があった。
手に入れてみたかったが、予算を完全にオーバーして終わった。





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このアームはいつごろ設計されたのか分からない。
軸受けの配置が独特で、安定性に不安を感じる。
上下回転軸が、レコード面と一致するような配置だから、オーディオテクニカAT1010やSME3009IIIと同世代と思われる。
水平回転軸が、アーム重心からずいぶん離れているのが最大の問題点だろう。
ラテラルバランス完全無視になっている。
バランスウェイトを水平回転軸に対してアームの反対側に持ってくれば視覚的にも物理的にもバランスが取れたのに、そうしなかったのは、上下回転軸の取り回しが複雑になるからかもしれない。

円柱の頂上を半球形にした造形は、このアームを特徴付ける。
なんとなく触ってみたくなる^^)。


メルク、トランスクリプター、そしてオデッセイ。

世界三大変態アームと言うべきかどうか^^;)。


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