ROKSAN XERXES メンテナンス(3)

イメージ 1カバーを取り外す。
カバーは、ただの覆いである。
プラッターとアームが取り付けられている
メインボード の全容が現れる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
材質は肌理の細かいパーチクルボードである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 10メインボードの裏側である。
スピンドル軸受けからリード線が伸びている。
行く先は、アームのシャフトである。
アーム固定ナットのワッシャーにつながっている。
アームとプラッターの電位を等しくする。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 11ベースボードである。
モーター部分の両脇にスリットが設けられている。
モーターの振動を、この部分だけで遊ばせる。
ボード全体で振動を受けるか、
その部分だけにするか、ロクサンは後者を選んだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 12モーターである。
スプリングで下に引っ張られている。
起動時にモーターのトルクでモーター自身が
反作用のため回転する。
スプリングはその回転を引っ張り戻す。
 
LP12とは違う対処だけど、痛し痒し。
一長一短。
設計の腕の見せ所というか、
苦し紛れの対策というか、
商品として消費者を考えすぎかも知れない。
 
 
イメージ 13モーターを引き抜く。
モーターから突き出ているのは、
モーターシャフトではなく
モーター全体を回転させる軸受けである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 14
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 15
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 16最初に梱包を解いたときに転がっていたモーター。
仮付けするのに邪魔だった接着剤のカスを
付けて見た。
250~300
50~60Hz
 
ベルギー製
フィリップス
 
 
 
 
 
イメージ 17
モーター取り付け軸受けをエポキシ接着剤で固定する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
モーター受けである。
プラッタースピンドル受けと似ている。
三本のビスでベースに取り付けている。
一本のビスにはカラーが無い。
この締め具合で、傾きを変化させるのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
右前のメインボード受けゴムブッシュ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5左前のメインボード受けゴムブッシュ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
後ろ側のメインボード受けゴムブッシュ。
前側と違う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
こんなものが乗っかっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
メインボードとベースボードの間隔と平行度を調節。
モーターの傾きを調節。
ベルトの走行位置をここに設定する。
 
残念ながら、回転速度は若干遅いままだ。
リンLP12のようにはいかなかった。
ストロボ縞目が、一秒一縞くらい遅い。
プーリー、インナープラッター、ベルトを
中性洗剤で精拭してやったがだめだった。
LP12のモーターはオークションでたまに見る。
ザークシーズは未だ無し。
新品にして当りのモーターならいいのだが、多分
高価
 
イメージ 9プラッタースピンドルを覗いてみる。
軸受けハウジングからインナープラッターまで
かなりの距離がある。
ロクサンは極細のスピンドルを採用している。
その細いスピンドルがこれほど飛び出しており、
たわみが心配だ。
 
極細のスピンドルを採用する狙いは、
回転時の周速度を低くして、摺動ノイズを低減するのが
目的だ。
 
 
 
リンとロクサンの哲学がプレーヤーによく顕われている。
どちらもいい加減さを競うところがある^^