シャンハイ(上海)

映画「シャンハイ」を見た。
渡辺謙が出ていたからである。
日米開戦前夜の上海における列強の情報戦に翻弄される男女の生き様を描いている。
 
劇中
「南京で日本軍がやったことを云々」
というセリフが聞こえる
 
今日で言う「南京大虐殺」のことだ。
これは事件自体の存在が疑われる今日の状況に配慮したとも見えるし
もしあったとしても、当時であれば「南京大虐殺」などとの言い方にはなっていなかっただろうし、
もうすこし穏当な「南京事件」という言い方もあったかどうか怪しい。
制作者は割合公平な態度であることが見て取れる。
ただし、字幕がそうなっていただけで
英語のセリフがどうだったかは、
ちょっと分かりかねる^^;
 
登場人物のなかで中心にいたのは
アンナ・ラン=ティン:コン・リー
であった。
どこかで見たような顔立ち。
桃井かおり似だけど、口元が引き締まって細面で
一応主役の
ポール・ソームズ:ジョン・キューザック
が惹かれるのは無理も無い^^
取り巻きの男共のアピアランスが彼女とちがうのは
キャスティングの腕なんだろう。
 
物語の現場は上海の租界
その造り込みは凄い
簡単に発砲事件が起きる
日本軍も負けてはいなくて、残虐行為も描かれる
平和ボケの日本人にはきつい
 
まあこれは、戦争を背景にした
許されにくい男女愛の物語であった
 
えっ? 違うか^^
 
【蛇足】
渡辺謙は不死身だった^^;
 
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