もうひとつのソナス

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ソナスといえば、今ではイタリアのスピーカーメーカーだが今から30年前には
アメリカにソナスブランドのカートリッジが存在した
 
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 ソニック・リサーチ社のソナスだ
確か、ADCの関係者が創ったメーカーで、発電機構はIM型である
  10年位前に手に入れたが残念なことに出力が左右アンバランスだった
2年に一度有るか無いかのオークションに久々に出た
オーディオクラフトのシェル付きなので、シェルだけでもいいと思って落札した
 
届いたのでチェックするとチップが汚れているので丁寧に清拭したが、
こびりついた垢がなかなか取れない
グルーブに接触しないまでに除去した
 
シールドケースがホワイトメッキなので
既に手持ちのゴールドメッキ品よりは廉価版とおもう
そういえば、スタイラスチップが接合針だった
 
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506/30に装着してテスト
バランスが取れないのでシェルには追加錘
ラテラルバランス錘を取り外す
 
このプレーヤーシステムを使わなくなっている訳を思い出した
ターンテーブルシートが溶けて軸にへばりついている
表面は硬くなっているが、内部が分子溶融したみたいで
皺がよってしまった
スタビライザーを載せていたらめり込んで
抜こうとしたら納豆のように糸を引いた(大袈裟です)
それで放置されていたのを思い出した
EP盤を乗せたのは、中央の粘着部分を避けるため
 
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一応、出力は確かめたがアームの出力コードはFRT4につないであり
ポジションがMCになっている
生憎FRT4は手の入らないアンプの後ろに隠れていて
ふやけた音しか出ない
仕方が無いので別システムにセットし直した
 
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リンソンデック LP12初期型
アームはSTAX UA7
アームボードはアクリルで表面には突き板が貼ってある
前オーナーのセンスが伺える
200V50Hzだが自作電源つき
 
アーム高さを調節して針圧1.7gでプレイバック
ドンピシャだった
 
音は、やはり廉価版であるが、ジャジーな表現はいいかもしれない