RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

「早く、それを投げるんだ早く」
心の中で叫んだ私は、君の次の計画には全く気付かなかった。
 
地方鉄道は大都市に比べて経営は苦しいけど、他の地場産業に比べ圧倒的に安定した企業である。
そこで間もなく定年退職を迎えるというのは、退職後も安定した生活が約束されている羨ましい存在だ。
 
ところで妻は一人娘を嫁がせた後、何をしていたのだろう。
すべてを夫に捧げていたのか?
ちゃんとした一戸建てに住み、何が一体不満なのか。
初志貫徹もいい加減にしないと争いを生むだけで良いことは何も無い。
甘えているんじゃないかなあ。
予想外の反応を夫から突きつけられたとき、それに気付いたのではないか。
 
作品そのものは良い出来でした。
そりゃ、泣けましたよ。
 
だけど、「君には君のいき方があるはずだ」というメッセージを
一方的に送り続ける仕組みがどこかに存在する今の世の中
 
ちょっと待てよと、少しだけ思う私がいる。
 
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映画の評論サイトに投稿した文章である
この後、ぐだぐだ書いてみます・・・・・・・・