夏休み子ども科学電話相談に苛付く

夏休みになると毎年放送される「夏休み子ども科学電話相談
なんで「科学相談」なのか?「国語相談」「歴史相談」は無いのかは置いておく^^)。
回答者は偉い先生方なんだけど、半分くらいの回答は下手だ。


質問:五年生男子 (地球の)南は温かいのに、どうして南極は寒いのですか?
回答:地球の赤道より北側を北半球、南側を南半球という。
   北半球は北へ行くほど寒く、南半球は南へ行くほど寒いんだ。
   北極や南極は太陽光線が斜めに当るんだ。
   だから、南極は寒いんだよ。
 
う~~ん、回答自体は正しいけど、質問には答えて無い。
南極は寒いことを知っているのだから、寒いわけを説明してもしようが無い。


正答:君の家の右隣の人は怖い人、左隣の人はやさしい人だったとしようか。
   じゃあ、ずっと右隣の人はみんな怖い人、ずっと左隣の人はみんなやさしい人かな?
   そんなことは無いよね。
   日本の南の赤道付近は暑い、ということは、南は暑いので南極も暑い。
   これが間違いの元なんだ。


先日は「涙はしょっぱいけど、どうして目に染みないのですか?」という質問に
「生理食塩水というのがあるけど、涙は目に丁度いいから染みないの」と答えた。
アナウンサーがフォローした。
「いろいろしょっぱいけど、しょっぱさの程度で感じ方が違うのですね」
なんというか、外した回答が多いと感じるなあ。
うまい人と下手な人の差は大きい。
NHKは人選に当って過去の回答のうまさを考慮していると思うけど、
必ず下手な人がいるよね^^;
 
「くもの巣に米ぬかを振りかけたら蜘蛛が震えたけどどうして」
「じゃまだから落とそうとしたの」
 
ちょっとちがうなあ^^
 
「ごみなのかえさなのか調べてるんだ。えさの虫だったらじっとしてなくて振るえているし、
そうでなくても蜘蛛が震えるとその振動に反応して虫が震える。それで餌だ!と思うのね」