「アニメーションと私」 by 近藤勝也 (後編+)

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入場の時に渡された番号によって抽選が行われた。
というか、二名の当選番号が司会から発表され、当選者がステージに上がって近藤さんから直接手渡された。
抽選の手続きが不透明なのは問題ではなかろうか^^;

司会「では、ここで皆さんからの質問をお受けしたいと思います」
一呼吸おいて数名の挙手があった。
私も手を挙げた。
司会「一番前の席の、お年を召した方・・・・」
むむ、お年を召した方って、私のこと(汗)??
 
ところが、マイク係は別の人のところへ(まだ30代ではないか^^)
【質問】男性
若い頃と歳をとってからとで、出来ること出来ないことってありますか?
【答え】
頑張りが効きませんねえ
体力的にも精神的にも
 
【私】
あれ、なんか質問をそらしたお答えでは^^;

【質問】男性だったかなあ?
ポニョのフジモトは近藤さんがモデルだそうですが、フジモトのように奥さんに頭が上がらないのですか?
【答え】
YES 、 上がりません^^;
なんとか取り入ろうとすると地雷を踏んでしまうんです!

司会「もうお一人の質問で終わりにしますが、どなたか?」
ってことで私は手を上げて
司会「あの、お年を召した方」
 
まあ、頭髪が白くて薄くなっちゃってるからねえ
【質問】若いと思っている私
質問が二つあります
一つは、アニメーションの遠近表現について、例えば近づいてくる遠ざかる、その描き方の肝について
二つ目は、最近コンピュータソフトに動画ソフト、MMD、ミクミクダンスなんですが、
それらを手書きのアニメーターはどう見ているのですか
 
【答え】
例えば、遠ざかる時にはどれをどれくらい省きながら描くかでしょうね
 
動画ソフト(というよりデジタル化ということのような)は、ジブリも取り入れざるを得なくなるでしょう
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「ありがとうございました」とお礼を言ったけど、突っ込みたかった事柄は、
 
遠ざかる時に省略するのはいいけど、省略の仕方に問題があるのではないか
たとえば、一昨日の「不思議の海のナディア」には、ナディアが丘の上から谷に滑る落ちるシーンがある。
上から見ている視聴者にはナディアの姿が谷に落ちるに従い小さくなっていく。
普通に疑問なく見える。
ところが、
コクリコ坂から」には手を抜いたというか、抜き方がどうも不自然な部分があるし
ゲド戦記」の遠方人物がへのへのもへじになってたのは酷かった。
これらを前提というか、自覚的に答えて欲しかったが
あからさまに訊くのは、この場にはふさわしくないよね^^;
 
MMDについては、眼中に無いのかもしれません。
が、
案外、業界人でも少しでもジャンルが違うと全く接触が無いことがある。
先般も、冨田勲「イーハトーヴ」交響曲世界初演についても、
指揮者の大友さんは冨田さんから指揮を頼まれるまで「初音ミク」を知らなかった。
私は、映画アニメーションに対して高望みの批判をあちこちで見て
「そんなことを言っても、しょーがねえじゃん。そこまで描くのは大変だよ」
と思っていたが、ニコニコ動画とかYOUTUBEのアニメーションを見て、
「凄い!!、世の中、こんなになっているんだ!」
と、びっくりしてしまったのだ。
*
近藤さんは、MMDという言葉に即座に反応するかと思っていたのでした。

「ありがとうございました」とマイクをマイク係の人に戻したのだったが~~~
その人だったか、再び近づいてきて
「これ(ICレコーダー)は、あなたのですか? 録音はしないでください、あとで消してくださいね」
と言った。
「はあ~~、そうですかぁ」
と、なまへんじをした。
【心の声】
「そんなこと、どこにも書いて無いじゃん。ラジオ番組とかテレビ番組にするわけ無いじゃん」
「隣の人はバンバン写真を撮っていたけど、あれはいいの? 注意して無いじゃん」
「塾は、受講生はメモしか許されないのか」
「対抗手段は速記しかないのか」
「これじゃあ、検察取調べの可視化、録音とかは反対の立場なのね(愛媛新聞社社員なら)」
 
実は、受付でこの点を確認しようと思ったが、まあいいだろうと思った。
それで、堂々と見えるところにレコーダーを置いた。
司会も、著作権については何もコメントしなかった。
隣りの男性(記者ではない)は、バンバン写真を撮っていた。
 
記者が記事のために場内の様子を撮っていた。
最前列の私もかなり狙われて写された。
もし、紙面に載った暁には肖像権を主張しようとおもうぞ!
最初の方に、ICレコーダーを用意したと書いた。
にもかかわらず、この記事の文章に「~~らしい」というような書き方をして
「~~である」「~~だった」
と書かなかったのは、録音を再生して聴きながら書いてはいないからだ。
手帳3ページにメモしたものと、記憶をたどって書いている。
レコーダーを再生するときは、いつになるだろう。
 
今回の講座の特集記事が出るから、私の記憶と比べておかしいところは厳しく問いただしたいと思う。
記憶とメモで勝負しようじゃないか。
 
これをネタにしてまた投稿してみようか。
 
私は近藤さんと相性が悪いのかな? いや、愛媛新聞との?、新居浜との?


質問する時は、やっぱり少しあがって、うまく伝え切れなかった気がする。
そのまま読めばいい文章をしっかり書いておいたほうが良かった。
一応、手帳には質問項目として
・アニメーションの遠近の表現について
MMDと手描きアニメーションについて
と書いてあった。
 
そうそう、
8月の「近藤勝也展」の入場者は凡そ13,700人だったそうだ。
そんなかの2人が私なのですYO^^;
《おしまい》