海がきこえる / 近藤勝也
「コクリコ坂から」も上映会があたっが、7月21日、すでに終わっていた。前回の訪問の翌々日だった。これが一番見たかったのだが、上映があるのを知ったのが行った後で、漠然と「上映があるんだ」と思って、脳みそに刻み付けなかったのだった(泣)。
毎度のことで、出かける前にバタバタしていて、下道では間に合いそうもなくなったので、川内から高速に乗った。
西条で降りたのが30分前。
ミュージアムには10分前に着いた。
今回は、財布にお札は入っている。
入館するとスタッフが、上映はこちらですと案内してくれた。
その前に、チケット(シニア¥1,000)を買わなきゃ。
会場は多目的ホール(250名収容)であった。
八分の入りだった。
観覧の注意事項のアナウンスのあと、予告編無しで始まった。当たり前か^^)。
絵柄は「コクリコ坂から」よりも写実的である。
物語は、高知の私立進学高校の青春学園ものである。
事前に「ぴあ映画生活」で批評をみると、評価がばらけていて、概ね批判評が多い。
その高校に東京から女子生徒が転入してくる。
その子の家庭は両親が離婚して、母親の実家がある高知に来たというわけだ。
まあ、小生意気な娘で、いけ好かないタイプである。
「不思議の海のナディア」のナディアみたいな性格。
蓼食う虫も好きずきで、二人の男が翻弄されるってわけだ。
嫌いな展開だ。
驚いたのは、高校生の実生活が割りとリアルに描かれていることだった。
例えば、飲酒もするし喫煙もする。
ジブリ的でない感じがする。
キス、セックスまでは行かないのは、矜持ってものだろう。
男心、女心は分からんもんだなあ、まったくぅ。
最後のシーンは「君の名は。」を彷彿とする。
物語はこれからなんだ・・・。
感動も何もなかった。
勝手にしてくれ。
「映画生活」の映画評に、「海街ダイアリー」に関連付けたものがあり、「海街ダイアリー」は見たので、これも見ようと思ったのだった。
絵柄、とくにヒロインの顔に安定感がなかったのが観覧中ずっと気になっていた。
左下の顔が特徴的だ。
馬面で、バランスがヘンだ。
眉と眉毛がくっついている。
鼻の下が長い。
ぜんぜん可愛くないのである。
パーツの配置がゆがんでいて、気になってしようがない。
これがヒロインの顔か!!
それで、前髪、目、鼻を下げてみた。
こちらは、眉毛と目との間を広げてみた。
目の間隔配置も変えた。
これは小説版の表紙らしいが、近藤勝也らしい顔立ちになっている。
映画(アニメーション)は若手養成の目的もあったらしいが、本来TV番組用アニメーションであったとしても、もうチョット何とかならなかったのかと思う。
上映の画質や音響は合格点だった。
流石はデジタルの時代だなあと思う。
このシーンは有ったかなあ?
男同士で女のことを話すシーンはあったけど。
この防波堤のシーンは土佐久礼港がロケ地だそうだ。
久礼といえば「土佐の一本釣り」だ。
この反対側にある堤防にK100RSで入ったことがある。ターンするのが怖かった。