画業60周年記念「松本零士展」

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県立美術館で開催中の「松本零士展」に行った。
 
7月6日~9月1日
 
松本零士氏は、愛媛県縁の方で、幼少の頃、
丁度この前の戦争終結時に大洲市の新谷に住んでいた。
 
両親は愛媛大洲出身で、メーテルのモデルになった
楠本高子が・・・・・なんとかかんとか・・・・^^;
 
 
 
イメージ 3先日、手塚治虫の本を買ったのだが、その中に
仕事から逃げて福岡へやってきた手塚が、九州にいた松本に連絡を取って云々という記事があった。
 
 
←松本氏が似てないなあ^^;
 
15歳の時に応募したマンガ作品で新人王を取った。
「蜜蜂の冒険」
物語の元は映画「くもとちゅうりっぷ」
審査員だった手塚は松本に訊いた。
「なんで『くもとちゅうりっぷ』みたいな漫画を描くの?」
松本
「その映画を明石で観たからです」
手塚
「僕もその映画を観たんだよ!」
 
「くもとちゅうりっぷ」は昭和18年、明石の映画館で5歳の時に姉と一緒に観た。
当時は戦争中で、上映は明石での一週間だけだった。そこに、松本と手塚が同じ日に同じ時刻に居合わせて見たらしい。
 
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会場に入って直ぐのところに手塚さんと一緒に写した松本氏の写真があった。
 
その隣りから作品の原稿が展示されていたのだが、
その最初の展示が
「蜜蜂の冒険」だった。
 
応募作中、ダントツの出来だったそうだが、実際見てみると、手塚さんの「新宝島」に勝るとも劣らない筆致であった。
 
過去作品がガラスケースに入れられて展示されていたが、どこかで見たかもしれないが、覚えが無い。
 
ララミー牧場」は見たような記憶が・・・・。
 
イメージ 5トラジマのミーめ」 子猫が主人公
 
「小さなマキ」  新聞の日曜版連載
 
部屋を移って
「キャプテン ハーロック
銀河鉄道999」
 
エ ト セ ト ラ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アルカディア号のイラストがあった。
 
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筆記用具は何を使ったのだろう。
長岡秀三とはまた違うタッチで、販売されていたら買うところだった。
 
艦尾には中世の帆船の後尾の造形が施されていて、
ナディアのノーチラス号の艦橋だけが古めかしい造形と似たところがあって、
最新型にクラシックな佇まいをコラボするのは、
日本漫画の作法かもしれない^^;
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銀河鉄道999」の展示で、重力圏脱出加速の際に
補助機関車が後押しする描写があった。
主機(牽引)はC62 48だけど、補機はマレー式が描かれていた。
 

「キャプテン ハーロック」が実写映画で今秋公開されるらしい。
ちょっと観てみたくなった。
 
松本作品は、私には受け入れるところと受け入れられないところが混在する。
しかし、
こうして、新谷時代の終戦時のお話を見ていると、
機会があれば全編を見たいと思うようになった。
 
とりあえず、新谷の話の冒頭の風景を写真に撮りたいと思った。
 
 
 美術館のある堀の内公園から松山城を望む
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