映画「ローガン/LOGAN」

イメージ 17日が最終上映になるので6日に吹き替え版を観た。

実は、6月21日に字幕版を観て、まさかの落涙に見舞われた。
R指定のある作品で、腕が千切れたり首が飛んだりする場面がある。

X-MENシリーズの作品だが、最初の「X-メン」を見たのは確か大洲のシネマサンシャインだったと思う。愛媛県シネマコンプレックスが出来たのは大洲からで、予告編をここで見て面白そうだったので観たのだった。
松山にはまだ開館してなくて、松山のしょぼい音響では映画の楽しみが半減されると感じたから、わざわざ大洲で鑑賞する価値があった。
2000年の公開だから、あれから17年も経ったのか。

「ローガン」を見始めて、キャスト変更があったのかと思った。ローガンが今までとは違って、やたら大きく感じたし、贅肉もついているようだったからだ。

予告編は観てないし、新聞映画時刻表のポスターは小さくて左の絵はほぼシルエットにしか見えなかった。原稿を書くに当たって検索して、初めて少女を抱えていることを知った。
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字幕版を見たあと、映画評サイトを見ると、この作品はイーストウッドの「許されざる者」を受け継いでいて、ヒュー・ジャックマンクリント・イーストウッドだなどと書いてある。私は「許されざる者」は観てないが、どことなくイーストウッドを髣髴するジャックマンを感じていたから、おおいにうなずいたのだった。

吹き替え版を観る気になったのは、プロフェッサーXを演じるパトリック・スチュアート麦人があてていることを知ったからだ。知ってみると当然と言えば当然であって、ピカード艦長が好きだったこともあり、これは見納めになると思ったからだった。
実際、プロフェッサーXはボロボロになって登場してびっくりしたし、あろうことか、土に帰って行った。
そして、ローガンも死闘の末に土に返ってしまった。

その最期のひと言に、落涙したのだった。

X-MENは謂わば少数者の悲哀を描く作品だ。
群れを成す他者が恐れる少数者。
ハードボイルド作品と言っていいか分からないが、こんな作品に真実があるのではないか。

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