謎のリニアーオフセット Linear Offset

イメージ 1SME V の緒元に出ていたリニアーオフセット。
E - Linear offset
この寸法に、どういう意味があるのだろうか?
先ず、オフセットの意味は、本来の位置からずれるということで、ここでは水平回転軸中心からカートリッジ中心線が上下動する場合にどれだけずれて(離れて)いるかの距離である。この考察は多分、正しい。
 
リニアオフセットについて検索すると、一番詳しそうなのが、YOSHさんの「アナログ レコード 再生のページ」である。
 
イメージ 2そこには、こんな図面がある。
 
緑の線で私が追加したのはオーバーハングである。
 
この図は、トーンアームを単純化してストレートアームとして描いている。
 
 
通常の、S字アームにすると赤線で表した形になる。
ついでだから、バランスウェイトも書き足した。
 
さて、この図を見ていて、何というか、こういうアームの位置をここに書いた理由が判然としないのである。
具体的に言えば、スタイラスポイント、つまり針先がここにあると、トラッキングエラーが生じている位置に他ならないのである。
これでは何の御利益も無い。リニアーオフセットを与える意味が不明なのは、私がバカなのであろうけれどね。
 
Studio Kuroのオーディオ日記 を読むと、SMEの設計が3009も3012も同一プロトラクターが使えるようになっている秘密は、リニアーオフセットにあると書かれています。
いまのところ、私にはよく分からない。
 
YOSHさんのページは、読みにくいのよね^^;
 
この件、不定期に続編を書きたいです。