レーザーターンテーブル

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イメージ 2NHKETVを見てたら、今年のノーベル化学賞の話をしていた。分子構造の機械を作るという研究とか。
分子レベルのクルマ(移動する構造体)の話だった。
 
その受賞者の1人がストダート氏という。
なんか、聞き覚えがあった。
 
それは、レーザーターンテーブルの開発者
スタンフォードのフェロー技術者であるRobert E. Stoddard であった。
別人だった。
 
イメージ 3レーザーターンテーブルは一時、デザインが洗練されたモデルが出た。
それは束の間のことだった。
この社外デザイナーは月刊ステレオでも紹介された。
メーカーのエルプといろいろあったらしい。
 
そこで株式会社エルプの千葉三樹社長が9月に亡くなったことを知った。
 
それを思い出した。

新デザインのレーザーターンテーブルは、ステレオサウンドの新製品欄で見たのが初めてだった。
こういうデザインのが出るというだけの記事だったと思う。
 
その後、音沙汰なし。
池袋であった試聴会に出かけたのは、その前か後かは忘れた^^)。
新デザインがその場にあったかどうかも忘れた。
たぶん、無かったような気が・・・。
 
その試聴会のスピーカーはエラックのトールボーイで、悪くない音がしていた。
粗探し的に聴く気分だったので、それでも破綻の無い再生音だったので、
良い音だったのだと思う。
 
こういう場の再生は、どんなソフトを掛けるかが最大の注意点で、
良いソフトを掛けると、平凡な装置でも良い音が出るのだ。
だから、試聴会に臨むスタッフ、評論家は血眼で良い音のするソフトを探している。
 
色んなオーディオブログのお仲間訪問記事を見ると、
最後に爆音ソフトを再生して、有無を言わさないでお開きになってる^^;)。
 
そういう意味で、エルプのスタッフには音楽愛好家が居ないのかも。
エルプの試聴会に来ていたユーザーが半数は居たと思う。
その人たちがどんな音を聴いて、愉しんでいるのか。
 

新型デザインをエルプに提供した人のホームページはこちらにある。
非常に興味深いことが書かれている。
 

レーザーターンテーブルに関して、ひとつ疑問なのは、
音溝ピックアップの方法が、カッティング入力とリニアになっているかどうかである。
 
レーザーターンテーブルの検出方法は、
レーザーを音溝に当てると、その反射が音溝の波によって反射角度が変化することを利用している。
反射したレーザーが検出器に当るとその位置が変化する。
その当る位置変化を電気信号として取り出す。
 
音溝の変化は、凸凹の前後変化が信号なのだ。
凸凹の前後変化にレーザーを当てて、その反射光の行き先が
前後変化とリニアな関係にあるのだろうか。
 
数式で一目瞭然、完全一致なら良いのだけれど。
 
めちゃくちゃ位相ひずみが派生している気がする。
もしかして、それは高調波ひずみで瑞々しい音の源泉だったりして^^
昨今のハイレゾ先取りかも!