LINN AXIS を落札したものの 新展開!
今日か明日には返品したいと思っていたが、後ろ髪を引かれるような気がして、付属してきた取り説やカタログをもう一度、本気で読んでみた。
すると、
AXISのモーター駆動シーケンスは、最初に力強く回転をさせた後、定速に達したら駆動力を小さくしてSN比を高めるようになっているという。
確かに、パイロットランプの明るさを観察していると、最初は明るく、数秒後に暗くなる。
プーリーをつまんでみると、最初は荒々しく、その後滑らかになる。そして止まるのだけど・・・。
左の紙っぺらがあった。
なんども複写を重ねているようで、活字がくたびれている。
読んでみると、
「プラッターをベアリングハウジングに挿入する前に、スピンドルの保護膜を剥がしなさい」
と書いてある。
最初に見たとき、グリスに浸けたように見えて、その後、さわるとべたつかないので、樹脂コートでもしたように思えた。
モーターとプラッターをベルトで繋いだと同じ状態をシミュレートしてみた。
プーリーに重りを載せて、慣性質量を増すのである。
最初、EPアダプターを載せて電源を入れると、回転が持続した!!!
載せただけでは暴れるので、それではと両面テープでくっつけてみると、ナント! 回転しないのである!!
弾性体を挟んで、ヒステリシスカーブを作らないといけないようだ。
ゴム足を乗せると、回転が持続した。
レコードクランパーは重すぎた!!^^;
EPアダプターを載せて、回転させたままにしておく。
その間に、スピンドルの保護膜とやらを剥がすことにした。
意を決して、強くつまんで捻ると、ズルッとした感触で抜けてきた。
先端がスピンドルにきれいにかぶさっている。
どうやら、最初に試みた御仁が、爪を立てて引き裂いたようで、それが妙に乱れた形になっていたのだ。
ビニルパイプではないなあ。
樹脂に漬け込んで、被覆したのだろうか?
このような、シャフト専用の保護チューブがありそうな気がする。
品川商工の樹脂ディップ製品に、色々揃っていたと思う。
実は、こんなものが入っていた。
潤滑オイルだった。
三個未使用。
1個はなぜか袋から出ていた。
4個は袋に入りそうで、1個はすでに使ったのだろうか?
シャフトを綺麗に拭って、慎重に挿入する。
ベアリングハウジングには、おそらくLINNオリジナルの蓋がしてあった。
たっぷりオイルが付いていたので、テストには十分と思えたのだった。
昼間で、十分時間があれば、洗浄したいところだが、相手が樹脂スリーブなので、変質が心配でも有るのだ。
33.1/3回転
かなり遅い。
一回転で、三縞遅れる。
45回転
パイロットランプが切り替わって、さらに5秒くらいかかって45回転を始める。
やっぱり遅い。
Web検索すると、AXISの回路写真が見つかった。
トリマーが二個あって、33、45の印字がある。
これで微調整が出来そうだ。
ベルトがこんなにワカメ状なので、新品交換したら、少しは早くなるかも。
お~~、なんとか使えそうだ。
一晩様子を見て、回転を続けていたら、返品中止。
帰す心算で返金分を別のブツに当ててしまった!(汗)
やばい出費になってしまった。