季刊「アナログ」2017夏号

イメージ 3以前、3月1日の記事に、リードがなにか企んでいるらしいと書いた。
左図面の謎が解けた。
トーンアームの水平回転軸の位置を、円周上で変化させて、トラッキングエラーをゼロにするのである。
回転ベースの駆動はリニアモーターで駆動すると書いてあるが、リニアでもインダクションでもDC整流子モーターでも何でもいいが、メカニズムの説明は一切無い。DDターンテーブルみたいなものであれば、それはそれで大問題なんだが・・・。
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ピュアストレートアームの水平回転軸を、円周上で移動(回転)させて、トラッキングエラーゼロ地点に針先を定置するのである。



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アームから二本のリード線が出ているが、ひとつはカートリッジからの音声信号線。もうひとつは、レーザー受講部からの信号線であろう。
写真でレーザー光線をオレンジ色で表した。
光源を受光部で受けるのだが、常に中心で受けるように水平回転時軸台座を円周上で移動(回転)させるのだ。
クラウディオのように、サイドフォースに頼らないのはいいことだ。

面白いけど、モーター駆動のリニアトラッキングアームと何ら変わらないことに気付くべきだ。

こんな機構は、私も考えたことがある。
イメージ 4


他の記事では、小原由夫氏がクラウディオのアームを導入したそうだ。
サイドフォースについては全く記述が無い。
氏は、リニアトラッキングアーム・フェチだそうだが、
早晩、リードに変更するんじゃないかな。
そうでなければ、氏の耳はOOOだ。



角田郁雄氏が、バーグマンのエアベアリング・リニアトラッキングアームについて
こんなことを書いてある。

「このアームの優位点は、インサイドフォースキャンセラーを正確に調整できることだ。」

何かの間違いだろう。

私も間違いが有るようだ。
リードのレーザー投光部と受光部は逆のようだ。
アームから照射して、長方形のエリアで受光するようだ。
受光位置のずれを感知して、
ベースを回転させるらしい。