ヘッドシェルのガタ防止 意匠登録も無理だなあ。

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ヘッドシェルコネクターのガタは、アナログプレーヤーの問題点である。
ロックピンが一本の場合、ロックナットをどんなにきつく締めこんでも、結合が曖昧になってしまう。
江川さんが上下2ピンを提唱して、先ずオーディオクラフトが採用し、徐々に採用メーカー、採用品種が増えているが、なぜかオーディオテクニカは一ピンのまま。
江川さんと確執でもあったのだろうか?
今後、解き明かされる機会があるかもしれない。
フィデリックスが上下2ピンの弱点を解消した仕組みを考え出して、コネクタ部分のみの販売も有って、オーディオテクニカへの装換が可能となった。
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しかし、交換不可能のシェルもあり、以前からその場合は、ガタ防止の一種の楔をはさんで取り付けるようにしている。
サエクの3点圧着法のバリエーションである。

サエクのワッシャーには二つの突起(ブリスター)を設けて、突起の二点とコンタクトピン直下の点、あわせて3点をシリンダー内壁に接することによってガタを排除することが出来るようになっている。

私にはワッシャーの二点が近すぎると判断し、二点が最も離れる点、直径の両端にした。イメージ 3

写真は、薄い鉛板を細く切って、半弧状に貼り付けた。

こうすると、半弧の両端とコンタクトピン直下の三点でコネクターシリンダー内部に接することになる。
いちばん大きな三角形を形作る。

長年使っているので、鉛板が隙間になじんで、半周全体が密着するようになってきた。

特許は取れない悩みがある^^;)。