Sonus faber ELECTA AMATORⅡ音が出ず
松山気象台の湿度が40%台になった。
ソナス エレクタアマトールⅡのウーハーが鳴らなくなったので調べてみた。
ネジはポジドライブだ。
木ねじが使われていた。
フランジが張り付いているので、あまり傷がつかないように慎重に外す。
バッフルはファイバーボード(MDF?ハードボード?)だった。
側板は寄木だが、内側には制振材が貼られているようだ。
吸音材はスポンジだ。
配線ケーブルは、それなりの線径を持っていて、電線音頭以後の製品であることがわかる。
ツイストはされてない。
ネットワークは、大まかに樹脂で固められている。
ダブルマグネット。
外して気がついたのは、何か白っぽい妙なものがフレームの一部に付着していることだ。
フレーク状のもので、つまむと解けたようになり指になじむが、しばらくするとニチャつく。エッジの裏側にも落ちていたので、梱包テープで慎重にくっつけて除去する。
磁気回路のヨークには、バッテリーのマイナス端子に析出するような物質が周辺に付着していた。
これも梱包テープで剥ぎ取る。
さて、問題の音が出ないことの検査には、SPケーブルを直に端子に触れて音が出るかどうかを試した。
錦糸線までは断線は無いようだ。
ツィーターから小さな音がするのみだ。
断線は、ヴォイスコイルそのものらしい。または、錦糸線とヴォイスコイルの接続部分の剥がれだろう。
いろいろ清掃や観察をしていて驚いたのは、マグネットとヨークの隙間の広さだった!!!
こんなに奥まで隙間がある!。
これは、ヨークを打ち抜きで製造しているからだ。
このユニットは、最高級機種ではないことが分かる。
性能は殆ど変わらないから、コストダウンというか、過剰加工をしなかったのだろう。
ガルネリオマージュなんかは、こんなことにはなってないことを祈ろう。
背面のパッシブラジエーターの錘は、旋盤加工品らしい。
過剰品質とちがうか、フランコさん^^)。
さて、修理は私には無理。
プロでも難しい。
新品に交換するのがいいと思うが、高価である。
6,7万円する。
片方だけでは気分が悪い。
コーン紙の見た目が違うものが供給される、それしかないような情報もある。
そうなのであれば、オーディオラボでなんとか直してもらうほうがいいかもしれない。ボビン交換とか・・・。
モノラル・パワーアンプの左右電源トランスが違っていても大したことが無いから、SPもそうだろう・・・・・ってことは考えたくないが・・・・。
手放そうか・・・。
これが初めて手に入れたアマトールなのだけれど・・・。
どうしようか。