TIEN AUDIO TT5

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昨日立ち読みした季刊アナログにティエンオーディオ社訪問記事があった。
主催者のジェフ・ティエン氏は台湾の人だ。

日本のオーディオ界では新規事業立ち上げは途絶えたが、台湾ではこれから盛り上がるのかもしれない。

TIENは、ターンテーブルとトーンアームを製品化している。



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TT3は、モータ3台によるベルトドライブだ。
ベルトの側圧を緩和するための策だが、遠い昔では、パイオニアがモーターの対向位置にプーリーを置いて側圧を相殺する機構を設けたことが有った。

私は、ベルトドライブやアイドラードライブのDDに対する優位性を側圧に見ている。一方向の安定した側圧は、TT軸の安定化には良いのであると。

新製品のTT5は、モータートルク設定を可変としたのが新機軸だ。
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そもそもサーボシステムは、変化が無ければ動作しないシステムだ。トルクが違うことは、変化を検知した後の動作が変わることを意味する。

アメリカのSOTA社がつくるターンテーブルのオプションに、エレクトリック・フライホイールというのがある。
直訳すれば、電子制御慣性力増強装置とでもいえようか。
種を明かすと、電源電圧上昇器である。
ほんの僅かだが、回転速度が上がる。
当然、再生音色も変わる。

TIEN TT5がそうでないことを祈ろう。