トランスクリプター ヴェスティガルアーム

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ヴェスティガルアームについては、時々ここに書いています。
前回は、

トランスクリプターの二作目アームになりますが、古今の唯一無二アームと申しますか・・・、特異進化の果てアームですなあ。

アームレストが元々無いなんて、あんまりなアームです!
いい加減にしろ!っと言いたいですが、変態アームの
魅力に負けてしまいます^^)。

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色んなところが、フツウじゃない。
水平回転軸が、片寄っているのは、隠し味なんでしょうか?
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最大の問題点は、バランスウェイトが無い点です。
水平回転軸より後ろには何もありません。
マンボウアームであります。
おかげで、動作部分の重心が回転中心から遠く離れているので、演奏中に重心が大きく移動します。
ソフトサスペンションには全く不向きです。

バランスウェイトを新設追加したいのですが、この華奢な軸受けが耐えられるかどうか・・・。

カウンターウェイトが、水平回転中心近傍に設置されていて、イナーシャの影響を排除する目的があるらしいですが、更なる別の問題を孕む設計ではないでしょうか。

ひさしぶりにヴェスティガルアームを検索すると、デッカをこれにつけていらっしゃる方がいて、驚きました。

ADC,エンパイア、B&O等がお似合いだと思います。



上に書きましたが、このアームはLINNとかオラクルには不向きで、重量級のリジッドサスペンションに向いています。
案外,ガラードに合うかもしれません。