弓道昇段審査 肥後三郎
審査では二本の矢を放つ。
一本目を甲矢(はや)
二本目を乙矢(おとや)
という。
矢羽の葺き方で区別する。
矢の軸を箆(の)という。
鵺伝説の赤蔵ヶ池(あぞがいけ)の東北東に位置する。
二箆山には二股の矢竹が生えていて、
太さ、節の間隔がおなじであるので、ワンペア揃った矢が出来る。
それで名前が付いたらしい。
最近の競技の場では、竹矢は使われなくなって、
現在はジュラルミン、カーボンファイバーが使われる。
矢羽は、昔は猛禽類の羽だった。
ウォーミングアップや初心者用には七面鳥の羽が用いられた。
ネット広告を見て、高価な羽の矢なのに、安すぎると思ったのは、これだったのか!!
肥後三郎は弓の名称で、作者は初代が松永重児氏、二代目が松永重昌氏。
現在は重昌氏は引退し、息子さんの弘澄氏が三代目として引き継いでいるようだ。
私は大学の時に肥後三郎を買った。
三万円だったと思う。
一年経った頃、壊れてしまった。
弦音(つるね)は鋭く引き締まっていた。
今、手許には二本目の肥後三郎があるが、まだ使用してない。
死ぬまでには、射位に立ってみたい。
弓の製造工程が良く分かる動画
この作業(弓打ち)が、映画「ラストサムライ」の背景にあった。