Thorens TD125 MKII 整備 しなきゃ良かったかも!!

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AEAジェネシス1を鳴らしている。フォノ回路にはTD125MKⅡをつないでいるのだが、ピンコードのマイナス側が接触不良を起こしやすく、ピンプラグの交換を考えたが、似合ったピンプラグの手持ちが無いので、既成のピンコードを使うことにした。
底板を外して観察すると、色々問題があった。
先ずは、アームリフターケーブルの取り付けである。
こんなの、よく出荷できたものだなあ。
サスペンションシャーシとアームボードに挟まれている。
これが仕様かもしれないと思ったが。三点の固定箇所の隙間が揃ってない。
ケーブルがふらふらしないようにこんなにしているので
はない!!単なる間違いだ。
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アームからのリード線の処理も、左右で違う!!
ピンコードの端末処理が左右で揃ってない。
長さが違う。ラグ板の半田ポイントが違う。

裸線のジャンパー線がおかしい!?
アースの黒線からアームリード線の右チャンネルグランド(シールド側)にのみ繋がっている。
この辺が、ハムの発生がヘンな理由と思われる。

アームリード線は、極細シールド線だった、
線間容量は大きくなるが、ハム対策には抜群だ。

半田作業は、細かい作業なのでてこずった。
アースジャンパー線は止めた。

シャーシに取り付けるのもてこずった。
時間を要した。イメージ 3


アームリフターケーブルは、こうでなければならない。
ケーブルが突っ張って、サスペンション阻害していた。これでフリーに動ける。
おそらく、トーレンスアームつきのこのモデルは、大半が不良工事かもしれない。

フォノケーブルの取り回しを少し変えた。
クランプも本来の使い方にしたので、ラグ板が真っ直ぐに付いた。
ネジ止め高さが揃ってなかったのだ。
スイスかドイツか知らないけど、ナニがマイスター云々
なのかといいたい(怒)。
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さて、元に戻してテスト。
ところが、である・・・。
右チャンネルから音が出ない!ボリュームをあげてもチャラチャラいうだけ!?
ラグ板を取り付けるのに難儀したので、リードが切れた?半田が外れた?
仕方ないので、再び底板を外して念入りに観察。
異常なし。チョッと触ってみて、導通確認!!

何が悪いのか、色々検討した結果、アンプ自体の不具合と判断した!!
どうしようか、じつはヤフオクに出して、落札されたのだ!!!


昨日まで、トーレンスのおもちゃプラグの接触不良にめげず、
ビートルズをノーブルに再生してくれていたのに・・・。

フォノケーブルを直して、最初の音出しはチャンと出たと思う。
その後、アース線の有り無しでどうなるかを調べてみた。
かなりでかいノイズを出してしまった。
その直後、ヘンになった。
パワーアンプやスピーカーにダメージは無かった。
あんなことで、プリが??
内部を開けて、独特のモジュールの抜き差しをしたが、直らず。
やれやれ。