THORENS TD-125MKⅡ ジャンク品整備

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トーンアーム付きのTD125MKIIを手に入れて、シェルコネクター接触不良でどうしたものかと悩んでいる。

そのアーム付きシステムを手に入れる少し前に、木枠の無い125MKIIを手に入れていた。
オーディオの足跡さんのページを開くと、当時はダストカバーが木枠よりも高価だったことが分かる。

木枠が無いし、回転がダメなので安く手に入ったのだが、あちこちマニュアルを探して、331/3回転は回るようになった。しかし、16回転、45回転は振動しながら低速で回るだけである。

回路基盤を観察すると、45回転のトリマーが壊れていることが分かった。




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左上のトリマーのスライダーが無くなっている。
実は、梱包を解いたときに、この取れた部分がビニル袋に入れてあった。

このトリマーは、45回転のモーター電圧設定用だ。

16回転は使うことはなさそうなので、16回転用のとr-マーを45回転回路に付け替えることにした。
左下のトリマーは16回転モーター電圧設定用だから、
これと入れ替える。

取り外し作業をやっている途中で、チョッと触れたスライダーが取れてしまった!!
下の真ん中のトリマーだ。
これは、16回転モーター電圧設定用だ。
結局、16回転モーター電圧設定用のトリマーが2個とも壊れた。
2個あるのは、二相モーターだからである。

これで、45回転は復旧するだろうと、電源を入れてみた。
しかし、まったく復旧しなかった。
不良のトリマーが有るらしい。
トリマーを取り外した時、正常かどうかテスターで当たってみるべきだった。イメージ 5

新たに取れてしまった接触子。

金属疲労破断である。
こんなものが破断するのか?
材質不良なのか、加工不良なのか?
そういえば、
BMWのフラッシャーリレーの接点プレートも破断したのだった。
あれはボッシュ製だったなあ・・・。


トリマーは安いものだから、全数交換したほうがいいかもしれない。
14ピンDIPICの銘柄をチェックし忘れた。
これも一個100円しないだろう。
コンデンサーは多分大丈夫だ。

木枠は自作するしかない。
¥7,900では出来そうもない。
工作は、簡単と言えば簡単だが、クリアランスをとるのがむずかしい箇所がある。
木枠は止めて、ベイシー式にしてもいいかもしれない。

丸鋸盤、鉋盤、ボール盤、角鑿盤、NCルーター
色々欲しい。