ミッチェル(トランスクリプター)FOCUSARM

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ご存知、トランスクリプター ヴェスティガルアーム。
vestigial とは、痕跡の、名残のという意味だそうだ。
a vestigial organ とは痕跡器官のことである。
organ は男根という意味もあるらしいことはさておき、この写真に見られるローレット加工は、トランスクリプターのデザインを特徴付ける一つの要素ではあるまいか。
精密であるべきトーンアーム、レコードプレーヤーには似つかわしくない荒々しさがあって、一瞬退いてしまいそうになる。それで印象に残るのだろう。




イメージ 2ある日、ヤフオクに見たことも無いトーンアームが出品された。メーカー不明とのことだった。
何処かで見たような・・・・。
メルクに似ているけど違う。
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全体像
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ヘッドシェルの形はこれに似ている。
しかし、デザインバランスがこれでは試作品以下だ。
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イメージ 6そして、見つけたのがミッチェルのサイトにあったこの図面である。
ローレットの造形から、もしやと思っていたが、これは間違いなくトランスクリプターのトーンアームであった。


この変態プレーヤーのトーンアームの一つだった!!イメージ 7

イメージ 8Mitchell Focus One
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イメージ 11ブラックバージョンも在ったらしいが、トーンアーム固有の型番は無いようだ。


ワンポイントサポートのストレートアーム。
デザインは迷いが無い。

手に入れてみると、ウェイトの動きはスムーズで申し分なかった。

ラクル・デルフィーに組み合わせようと思っている。



カバーを掛けて置いたが、埃が積もって。
うちはこんなんばっかりだ^^;)
写真を撮って気付いたが、ウェイトが垂れている!??
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