「カブ」をPR 尾形氏しのぶ

「カブ」をPR 尾形氏しのぶ
本日の愛媛新聞読者投稿欄に載った見出しである。
 
ご存知、ホンダ スーパー「カブ」は原付免許の代名詞である。
最初、この題名を見て
??!!「カブ」!!??
商品名を題名に使うとは思えなかったのだが、読んでみてホンダ スーパーカブのことだった。
 
内容は、カブの初期から広告宣伝を担った本県大洲市出身の
グラフィックデザイナー・尾形次雄氏のことだった。
 
尾形氏は大洲高から多摩美大に進み、
杉浦非水(松山市出身)に学んだそうだ。
 
尾形氏は高島屋宣伝部で働いていたところを、ホンダの藤沢専務に見込まれて
スーパーカブの宣伝を手掛けたらしい。


「尾形次雄」を検索してみると大変な人であったことが分かった。
ソニーには井深大、森田昭夫というカリスマが居て、
第3の男 大賀典雄が上の二人に負けない存在感を示す。
そんな大賀典雄的存在が尾形次雄氏ではないか。
サントリー柳原良平のような存在かと思ったが、大間違いだった。


その尾形氏は今年5月に亡くなり、先日、しのぶ会が執り行われた。

投稿者は尾形氏と縁があり、出席したという。


さらに、投稿者は宮住冨士夫氏といい、検索してみると
「県紙の興亡」という自主出版の著者であった。
「県紙の興亡」とは、嘗て愛媛県に存在した「日刊 新愛媛」という地域新聞の
廃刊に追い込まれる経緯を書き綴ったものである。
「日刊新愛媛」は、カリスマ経営者・坪内寿夫がオーナーの日刊紙で、
坪内氏は当時の愛媛県知事・白石春樹氏と犬猿の仲で、

愛媛県から取材拒否を受けて問題になった。


うう~~~む。
妄想が果てしなく広がる^^;