SAT 新型!?
昨夜のDSオーディオ訪問記事を書いたあと、妙な気がかりがあった。SATの上下可動範囲が狭いと書いて、あのときの感触と実物を反芻していた・・・。
写真は、試聴を終えて青柳氏がスタイラスカバーを装着した状態だ。
許可を得て写真を撮った。
SATを知る人たちは、既に違いに気付いているかもしれない。
デビュー時と形が違っている!!
この格好では、上下運動の軸受け角度オフセットが不可能に近い!!
デビュー時の形はこうだった。
おそらく、DSオーディオ試聴室のSATはこれと思われる。
ヘッドシェルの取り付け部分は、初期型だったと思う。
ここが違うと、あのとき相違に気付いたに違いない。
晴天の霹靂に打たれた私は、風呂に入るのを一時中断して、ネット検索を続けたのだった。
体に悪いよ。
DS試聴室のアームは、これと同じように、パイプがまだら文様だった。
カーボンシート積層素材の運命だ。
カーボンシートは厳密に厚さ一定には出来ないし、貼り合わせ接着剤の塗布も厚さを均一には出来ない運命だから。
この写真では、テーパーがついているか分かりにくい。
ターンテーブルはテクダスだけれど、アームベースはSATだ。かなりやる気だ。
ベアリングの保持構造はFRの隠し様とちがって、なかなか分かりにくい。
おそらく、水平回転軸のC型構造物側に隠れて見えないのだろう。
アーム正面から見て、左側から中刳り加工を行い、貫通寸前で止めているのだろう。
水平回転軸上部ベアリングの締結方法は、しっくり締め付けに改良された。
なのに、上下回転角度オフセットを止めてしまった。
理由は、何なのか?
テクダス標準をSATがするとすれば、レコードは波打たないことになる。
吸着仕様前提というなら、上下運動は無視できる。
カートリッジのローリングはゼロに等しい。
よって、オフセットは要らない。
そして、もう一点。
ピュアストレート仕様に変更可能。
ヘッドシェルの変更で簡単に可能だ。
おそらく、本当の狙いはこれだろう。
YAMAHA GT-5000の評価をSATは待っているに違いない!