~イーハトーヴ交響曲~@オリックス劇場 第二部

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座席は16-42
席右が通路なので、肩身が狭い思いはしなくてよかった。
花巻のような、ミクさんが見えないことは当然無かった^^
最前列の席(青のトーン)は黒い布が掛けられていた。
 
チケットぴあで予約する際の座席選びのやり方を覚えたので、かなりいい席を選べてよかった。
 
岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>
タクトの空テンポのあとに少年少女合唱団のアカペラ歌唱が始まった。
初演よりもゆっくりとしたテンポ。
つづくホルンも危なげなく
もっとも心配だったトランペットは綺麗に通過^^
セカンドTpがファーストをうまく支えていたんじゃないかな。
 
梯さんのパーカッションは快調。
合唱団も乗っている。
各楽器のメロディー受け渡しも破綻無し。
 
オーケストラ各パートは、なかなかいい感じである。
さていよいよ、緊張のミクさん登場場面へ。
 
無事、ミクさん登場^^ 初めてのご対面。
花巻ではまったくわからなかった動画の完成度を確認。
YOUTUBEの花巻動画とは比べ物にならない滑らかな動き。
尻尾はぬめ~っと弾力を持って動く。
 
ミクロン双眼鏡でことぶき光氏を観察する。
右手でテンポを取ってはいるが、ミクを演奏しているとは思えない。
なにしろ、目の前のディスクにはキーボードが無い。
初演とはまったく違うシステムなのは間違いない。
 
ミクさんが「ひや~っ」と驚く場面は見損なってしまった^^;
 
ミクさんの衣装は初演と同じ。
 
チューブラベルが発車の合図を告げる。
手回しオルガンはシンセサイザーで音出ししている模様。
傍にはオルガンも置かれているが奏者は一人が使い分けて演奏している。
 
「♪ケンタウルスよ 露降らせ」
 
ミクさんが歌い始めると、もうだめです。
身体が震え始める。
左隣の人に悟られないように腰を浮かすが伝わってしまっただろうな。
 
視覚効果は花巻と同じで初演や東京で行ったサプライズは無かった。
ちょっとだけ、初演を思い起こした。
もしあったら、やばいことになっていたかもしれない。
 
合唱のアゴーギクデュナーミクが初演と違っていて独自性を見せる。
大阪も負けてへんで
そんな感じもする、いい意味で。
 
最後のハープの一節は初演のさりげなさではなく、湿気を帯びた印象だった。
 
●雨にもまけず
デュナーミクの違いで印象が大きく変わっていた。
初演が力強い模範的な演奏としたら、
大阪版は、どこか東北を思わせる儚さがあった。
 
岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>
雨にもまけずの変奏につづいてホルンが大鷲のテーマを力強く吹奏。
つづくトランペットは音程が揺らぐことを弱奏で切り抜けた。
 
このあと、少年少女とミクさんの合唱なんだけど、
ミクさん、若干出だしが早かった!
花巻ではここで遅れたのだった。
リカバリーはうまくいったとは思うが、ここらあたりが今後の課題だと思う。
奏者の感性如何かもしれない。
初演のシステム(人と機械双方)のほうが優れているかもしれない。
 
終局部のクレッシェンドに合わせた動作は無かった。
これでいいと思う。

アンコール
指揮者が曲名を告げてから演奏。
 
帽子が落ちてきてミクさんはああいう動作をしたのね。
最後に帽子を投げたけど、客席には届かなかった。
今後の課題のひとつである。
 
●青い地球は誰のもの
スクリーンに宇宙からの地球像を映してもよかったのじゃないかな。
 
演奏後、指揮者の手招きでミクさんがスクリーンに現れて愛嬌を振りまく。
 
冨田さんは客席からステージに上がって挨拶。
トークは無かった。
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お開きで楽員同士が握手しあっていた。
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初演のように、楽員合唱団員の全員が退場するまで拍手が続くことは、残念、無かったなあ。
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ステージにはマイクロフォンが林立していた。
出来ればこの演奏会の実況録音盤が出ることを希望する。
 
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