偽りのダイナミックバランスアーム 2

イメージ 1納得がいかないので、もう一度確かめてみた。
先ずは、シェルを裏返してみた。
ほとんど水平度に変化は無かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
アーム全体を裏返してみると、今日は傾きが逆になった。
 
どこかのパラメーターを変えてしまったのか?
 
よくわからない。
 
昨日は裏返す時に、バランスウェイトがずれたのかな?
 
 
 
 
イメージ 3
SOTAに搭載する予定のFR64fx ならどうなるか。
FR64fx にはラテラルバランサーが無い。
コストダウン?
池田さんは諦めたのかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
シェルを裏返してみたが、水平度にはほとんど変化が無い。
 
シェルはマイクロ、カートリッジはテクにクスである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
アームを裏返してみた。
ちょっと水平度に変化が出ているだけのように見えるが、アームリフターにパイプが当ってこれ以上動かないだけであって、本当はもっとカートリッジは上に行きたがっている。
 
 
 
 
 
 
 


支柱を手に持って、いろいろな方向に傾けてみると、
あっちへ回転したりこっちへ傾いたりと、てんでんばらばらである。
ラテラルバランサーが無いのでアームを正面から見た時、明らかに右側が重たい。


あ~~、なんかがっかりである。
 
たとえばスタチックバランスのピュアストレートアームの場合、
ゼロバランスをとったときには、アームの重心は、ほぼ水平回転軸上にある。
これに針圧2グラムを掛けたとすると、針先の位置に一円玉二枚乗せただけアンバランスになることなので、
アームの質量に応じた距離だけ重心がカートリッジ側に移動する。
この移動する距離は、ダイナミックバランスアームの要点をろくすっぽ考えない設計の
ダイナミックバランスアームと、どれくらいの差異があるのだろうか!?


ダイナミックバランスアームの針圧ゼロ時の水平だしも問題がある。
針圧ゼロのノブの位置では、針圧印加スプリングが完全にフリーでなければならない。
そうでないと、ゼロバランスをとったつもりで、実は針圧が掛かっているのをバランスウェイトで

相殺しているだけだったりする。


結局、ろくなアームはこの世に存在しないのかもしれない。
 
原理や仕掛けの薀蓄は放り出して、
出てきた音が、気に入ればいいだけの話かもしれない^^;)。